東海道53次ウォーク 第一回<日本橋~品川宿>

阪急交通社(トラピックス)が企画している「東海道五十三次街道をゆく」の第一回に参加してきました。(2014年4月26日(土))


このパンフレットの4,990円というのは各地からバスで日本橋に行った場合の価格で、日本橋に現地集合した場合は2,500円です。ガイド、昼食弁当付きで楽しそうでしょう。
今月から開始して、京都三条大橋までの500キロあまりを、再来年の12月まで全29回で歩き尽くそうという企画です。


今回は東海道の初回ということで、日本橋を出発し中央通りを進み、銀座、新橋を通り芝で昼食。さらに三田、泉岳寺、品川と進み、品川宿がゴールの計8.8Kmのコースです。


9時過ぎに集合場所の常盤橋公園に行くとすでに多くの人たちで賑わっています。見たところ二人連れが一番多いようです。次が一人参加の方かな。
添乗員さんのお話によると今日の参加者は全部で540名!とのこと。それを12グループに分けて案内するとのこと。1グループあたり45名くらい。バス旅行の人グループという感じですね。


これが今日のコースマップ。各ポイントが示されています。ガイドさんが解説してくれるポイントなのでしょう。


出発前に準備体操。


出発地点の日本橋に移動すると里程標が。ここは何回も何回も通っているはずなのにこんなものがあったとは気づきませんでした。「京都市 五〇三粁(キロメートル)」と書いてあります。


日本橋の欄干中央に据えられている麒麟像。東野圭吾の小説「麒麟の翼」で脚光をあびました。なんともエキゾチックです。


今回の企画の目玉である梶本晃司さんの解説が20分ほど日本橋の袂で行われました。この方、BS朝日の紀行番組「ニッポン絶景街道」に出演され、女性写真家と二人で街道歩きの楽しみを伝えています。話がおもしろい!笑いを交えてあっという間の20分でした。


梶本さんの解説は配布されたFMラジオでイヤホンで聴くことができます。


さあ、出発です。


10分ほどで東京駅から伸びる八重洲通りに。ここには平和の鐘があるのですが、その傍らに「ヤン・ヨーステンの碑」があります。ウィキペディアによると

———————————————–
。「ヤン=ヨーステン」が訛って「耶楊子」(やようす)と呼ばれるようになり、これがのちに「八代洲」(やよす)となり、「八重洲」(やえす)になったのである。
———————————————–
だそうです。家康から認められたオランダの航海士です。


京橋。今はなき京橋川の欄干。ひらがなで「きょうばし」と書かれています。京都から江戸に向かうときはひらがな、江戸から京都に向かうときは漢字となっているとのこと。通常の橋も両側でひらがな、漢字と両方書いてありますよね。


銀座四丁目。いつも華やかな雰囲気の交差点。


新橋駅を過ぎたあたりでJRの線路をくぐります。


芝大神宮へ。江戸時代、人々は旅の安全祈願を行ったとのこと。また、伊勢神宮と同じ天照大神を祀っているため、伊勢参りの際の祈願、または伊勢参りの代わりにここにお参りする、などの人々で賑わったそうです。
この黄色いジャンパーの方が我がグループのウォーキングリーダー。関西出身のイケメンガイドさんでした。


同じく芝の増上寺山門前。ここでも解説を聞き、1時間の昼食休憩です。


配られたお弁当。なかなか豪華でした。


芝公園から望む東京タワーと増上寺。


品川方面に向かい、三田駅(田町駅)の手前あたりにあった「西郷隆盛、勝海舟、江戸開城会見の地」の碑。当時ここに薩摩藩邸があり、そこで会見が行われたとのこと。その翌日無血開城で江戸時代が終わったとのこと。


泉岳寺に着いたら、日本橋で解説くださった梶本さんが待っていました。ここでもまたおもしろおかしく四十七士の最後に関するお話などをお話しされました。


品川駅前。雑踏の交差点をひたすら前に歩いて行きます。


品川宿に入ってきました。ここはずっと商店街になっていて街並みも雰囲気を残すように配慮されています。


街道の左側は下り坂になっていますが、当時は宿場の後ろがすぐ海だったことを物語っています。(今は広大な埋め立て地が広がっています)


ゴールの品海公園。整理体操で乳酸のたまった足をほぐします。たった8.8キロとはいえ結構疲れました。


完歩記念にスタンプ帳が配布。京都までの夢が膨らみます。


今回は日本橋と品川。次回は5月25日に品川宿~川崎宿を歩く予定です。

コメント

  1. ばんべん より:

    実は明日同じツアーに参加するので口コミを検索していたところ、こちらに辿り着きました。その後、トップの記事を読んで何とコメントしていいか分からなくなりました。他の記事もあとで読ませていただきますね。(東京都在住40代)

  2. ブライアン より:

    ばんべんさん、お読みくださりありがとうございます。
    私は、環境の変化もあって継続は難しい状況になったのですが、ツアーではなく夫婦2人でなんとか静岡までたどり着きました。落ち着いたら再開したいなあと思っています。
    明日、日本橋から歩かれるのですね。ぜひ楽しんできてください。

  3. ばんべん より:

    有難うございます!うちは子供たちがまだ小さいため、明日は友人夫婦と参加して、面白そうなら子供たちと4~5キロずつに分けて歩いてみたいなと思っています。
    ご夫婦で静岡まで!羨ましいです。
    関西に友人が多いので、向こうからも歩いてもらって、どこかで落ち合うのも楽しいな~、長期の休みに少しずつ歩き進めるのもいいな~など、色々考えているところです。
    お忙しい中、コメントに返信していただき、有難うございました。