テレビで映画はそんなに多く見ないのですが、BSフジの「映画大王」は最近ちょっと目が離せなくなりました。
最初は、少し前にやった「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」。知っている人は知ってると思うのですが、ふだんはキューバ音楽といえばマンボくらいしか聴いたことのなかった私でさえとりこになってしまいました。ライ・クーガーというギタリストがひょんなことからキューバの往年のミュージシャンを集めて録音することになったのですが、これがまたすごい演奏をするのです。「往年のミュージシャン」ですから、年は70、80という老人が多いのですが、歌を歌えばびっくりするほどのハリのある声だし、みんなノリノリです。心地よいひとときを味合わせてくれる音楽映画でした。特に気に入ったのはルベーン・ゴンザレスというピアニストです。子供たちの体操の伴奏で引いているビギン・ザ・ビギンはうっとりしてしまいます。こんなピアニストがいたのですね。
おとといの放送は「レッド・バイオリン」でした。生まれから因縁をもったバイオリンを巡る人間模様がオムニバス風に描かれていきます。これも一級の音楽映画ですね。
映画大王の魅力は紹介される映画そのものもそうなのですが、今ではめずらしい映画解説をやっていることですね。お気に入りはフジテレビの佐々木恭子アナです。資料をみながら話すその内容はなかなか的確です。
再放送ですが、土曜の午後という時間帯もあっているかな。
コメント