中央区境を歩く(1)

東京マラソンのコースウォーキングが終わって、次なる企画を模索(^^)していたのだが、中央区の区境を巡って歩いてみることとした。隅田川、神田、丸の内、汐留、東京湾とさまざまな境界を持っているだろうから、それらを肌で確認しながらウォーキングを楽しんでいくつもりだ。

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これが中央区の全体図。青い線が区境だ。TOKIOの鉄腕DASHのソーラーカーだん吉よろしく左手に常に中央区を見ながらぐるりと回る予定だ。海の上はもちろん歩けないので一番海に近い道路を歩くつもりだ。隅田川はたぶん隅田川テラスをたどっていくことになる。

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今日のコースは隅田川にかかる両国橋をスタート地点として台東区そして千代田区との区境を歩いていく。

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隅田川にかかる両国橋だ。この橋の向こうは墨田区両国で、両国国技館のある一帯だ。でも昔は両国といったら橋のこちら側だったらしい。その名のこりで浅草橋南詰にある郵便局は両国郵便局という名前だ。

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最初は神田川に区境がある。これは柳橋から上流方面を撮った写真だが屋形船や釣り船が係留してある。左が中央区東日本橋、右が台東区柳橋だ。

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これは浅草橋の上からさらに神田川の上流方面を撮った写真だ。まだ係留されている船がたくさんある。左の建物が日本橋女学館、右がJR総武線浅草橋駅方面だ。
この先、少し入り組んだ境界をたどり靖国通りを横断し日本橋馬喰町の問屋街方面に入っていく。

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馬喰町から小伝馬町に移る境界に小さな児童公園があったのだが、こちら側の看板には「中央区龍閑児童遊園」と書いてあり、あちら側の看板には「千代田区龍閑児童公園」と書いてある。どう見てもとても小さな同じ公園なのだがたぶん公園を横切って区境が通っているのだろう。中にある立派な公衆トイレには「千代田区」と書かれた大きな看板がかかっていた。

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龍閑児童公園からとても狭い道を直進していくことになるのだが、写真のように左の建物には「日本橋小伝馬町」、右の建物には「岩本町」という表示板が張ってある。

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これがその小伝馬町と岩本町の境界の小路だ、ホントに狭いけどこれが中央区と千代田区の区境なのだ。それも1Kmに渡ってほぼ直線でこのような状態が続いている。この謎はしだいに明らかになっていく。

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昭和通りに達した。ここは中央分離帯があるので直行で横断できないが歩道橋がかかっている。上を走る首都高の真下をくぐる歩道橋だ。

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中央通りを横断するところで「今川橋あと」という記念碑があった。橋と言っても川がないのになあと思ったが、帰宅後に調べてみたらこの狭くまっすぐな区境界は昔堀があって龍閑川という名前だったらしい。そしてこの中央通りがまたぐところが今川橋だったというわけだ。おまけとして今川焼きはこの橋近くの店が発祥の地ということだ。

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ほどなくJRのガード下をくぐるのだが、「今川小路」という看板が出ている。写真では暗くてよくわからないが両側に数件の飲み屋が軒を連ねている。これも左側の店の住所は中央区日本橋本石町、右側の店の住所は千代田区鍛冶町となる。

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通りは外堀通りでとぎれる。昔の龍閑川は日本橋側につながっていたのだろう。ここからの区境は日本橋川上に存在する。残念ながら河岸に道がないので外堀通り沿いを歩いていくこととする。この写真は新常盤橋から撮ったものだ。奥に見えるのが旧常盤橋だ。

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外堀通りに沿って日本銀行がある。来週火曜には利上げを決定するのだろうか。(と、ちょっとトレーダーっぽいコメントを入れたりして)

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日本橋側は左に蛇行していて外堀通りはそれをまたぐがこれは一石橋だ。これを渡ると呉服橋で区境は外堀通り沿いに存在していく。

今日はここまで。またお楽しみに^^

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