【江戸時代から大山参りは庶民の間で定着していた。王子・板橋の人たちが大山参りに使った道をたどるコース。途中の富士浅間神社の長崎富士塚は国指定有形民俗文化財。】所要:3時間
東京山手・下町散歩(昭文社刊)より
先週、今週と紅葉の見頃なのに空模様がぐずぐずしている日が続いています。昨日も雨でしたが、今日は雨の心配は少なそうなので散歩に出かけました。
通勤経路途上の都営三田線板橋本町駅からほぼ直線的に南下し、西武池袋線の椎名町駅まで行きます。
「大山参り」という言葉はあまり詳しく知らなかったのですが、落語の演題にもあり、現在の厚木市・秦野市あたりの大山が商売や賭け事に御利益があるということでお参りする人が絶えなかったそうです。板橋や王子あたりの人々が大山参りをするときに賑わった通りをたどるというのが今日のコースです。
ずっとこのくらいの細い道が続いています。左手に北豊島高専を見ながら歩いて行きます。
石神井川は桜の季節がきれいでしょうね。ちなみに少し下ったあたりに板橋という橋が架かっていて「板橋」の由来ということです。
商店街を歩いて行くと東武東上線を横断。すぐ左側が中板橋駅です。
さらに南下していくと川越街道を横断。この交差点は旧川越街道と新川越街道が合流・分岐している地点です。
これは公園ですが信号や横断歩道があります。板橋交通公園です。奥にはバスや都電の車両も展示してありました。
富士浅間神社の長崎富士塚。8メートルある富士塚には上ろうと思っていたのですが、あいにく立ち入り禁止でした。国指定有形民俗文化財だそうです。
昔みちにはこのような庚申塔や地蔵があちこちにあります。これは動物病院の傍らに残っている庚申塔。
ここは池袋駅西口から続いている通りとの交差点。有楽町線の要町の近くです。
椎名町駅のすぐ前にある長崎神社。七五三の参詣客がたくさん訪れていました。
今日のコースは地味でしたが、昔からの道を彷彿とさせる地蔵や寺社などがあちこちにみられおもしろかったです。これらのものが残っているということはそれなりに地域の皆さんの力なんだと思います。12,000歩。
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