【用賀駅を起点に、砧公園と馬事公苑を結ぶ。砧公園は広大な敷地内に世田谷美術館が建つ。馬事公苑は東京オリンピックで使用された。ホタルが飼育される岡本民家園もおすすめ。】所要:1.5時間
東京山手・下町散歩(昭文社刊)より
~全119コース中97コース目~
砧公園、馬事公苑という世田谷の大きな公園をめぐるコースです。用賀駅から出発しぐるりと回った後、用賀駅に戻ってきます。
用賀駅の南口を出ると、頭上に首都高の高架が走っています。
しばらく歩くと環八に出ます。歩道橋でクルマが行き交う広い道路を渡ります。
基本的には住宅街なのですが、突如としてネギやキャベツが実っている畑が出没。今日のコースは公園など自然がテーマなので期待させます。
集合住宅の屋上にそびえ立つ水道タンク(と思います)。アンテナのような宇宙船基地(笑)のような・・・
馬坂というかなり急な坂を下ります。自転車の方はみんな降りて引いて上ってきますね。
丸子川親水公園。木道風の歩道が岡本公園沿いに続きます。川にはたくさんのカモたちがくつろいでいました。
岡本民家園にある旧長崎家の母屋。瀬田に江戸時代後期から残っていたものを世田谷区が移築したそうです。
囲炉裏にひをくべており、室内が煙たかったですが、女性のガイドさんからいろいろとお話を伺い、しばしくつろぎました。
急な階段を八幡神社まで上り、さらに向こう側に抜けます。うっそうとした緑の中野小道。この先は階段を降りて大蔵通り、聖ドミニコ学園の横に出ます。
そして進むと東名高速を渡り・・・
砧公園へと突入。
砧公園はかつてはゴルフ場だったそうで、このあたりはきっとグリーンだったんでしょう。
園内には世田谷美術館や隣接してレストランがありましたが、レストランでは結婚式が行われていました。お天気が良くて良かったですね。
公園内には吊り橋もあります。渡るとかなりぐらぐらと揺れてスリルがあります。
こちらはバードサンクチュアリー。池を中心としたかなり広いエリアが柵で区切られており、鳥たちの楽園になっているのを観察する場所です。
公園を出て世田谷通りに出るとNHK放送技術研究所。
この辺を歩くとこの巨大な煙突が目立ちます。世田谷清掃工場の煙突のようです。
世田谷通りを東京農大の前まで進み、右に公園風のエリアを入っていくと食と農の博物館があります。大きな鶏の像がお出迎えしてくれます。
展示を一通り見た後は館内にある農大生協運営のCafe Petit Radishでランチ。とろりとしたスクランブルエッグをかけたオムライスをいただきました。
博物館に隣接している展示温室バイオリウムには温帯の動物や植物が展示されています。この大きなカメ、置物かと思ったらゆっくりと首を振りたまにあくびをしていたので本物と思われます。
こんなまん丸いサボテンも。
そのまま馬事公苑に入ると馬術大会をやっていて、しばし競技を楽しみました。
弦巻門から出ると「馬事公苑覆馬場」なる施設があります。「おおいばば」と読むようです。要は屋内にある馬場ということですね。馬事公苑とは地下馬道で結ばれているようです。
こんなところに海上自衛隊東京音楽隊の施設が。残念ながら音はきこえませんでした。
ゴールの用賀駅に到着。
世田谷区の緑、奥が深いですね。等々力渓谷もすごかったけど岡本公園一帯もどこか山の中に紛れ込んだような気分にさせてくれるところでした。
17,000歩、10kmの散歩でした。
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