ロブ・ブッカー FXセミナー

サザインベストメントが主催するFXセミナーを受講してきた。

FX会社が主催するセミナーはだいたい講師はおなじみの人が多いのだが、今回はアメリカのトレーダーということで非常に興味があった。

現れたロブ・ブッカーは颯爽として非常にかっこいいトレーダーだった。左にいる方は通訳のジェームズ氏。通訳もくだけていてロブが妻の話をした時にWifeを「ヨメ」などと訳していた。

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セミナーの内容は、まずThe London Boxという簡単な戦略の紹介から始まった。東京市場のレンジをロンドン市場がブレイクするパターンを利用した戦略だ。

「ロブのスタイルは一言で言うと」という質問が出たが、「シンプル」という明快な答えが返ってきた。何回もセミナー中に繰り返して言っていたのだが、5分足を見たり、1時間足を見たり日足を見たり、MACDを見たりストキャスティクスを見たり、アナリストのコメントを聞いたり、指標を気にしたりというように必要以上にいろいろなことを気にするのは自分の判断を狂わせるだけだということだ。また「スタンスをころころと変えるのが一番いけない」という言葉は耳が痛いなあ。

ロブ自身は3つの通貨を4時間足でトレンドラインを元に分析するだけだという。
セミナーでの具体的な話としては、トレンドラインの引き方、エントリータイミング、ロスカットポイント、プロフィットポイントについてだった。

また、ためになった話としては、
・トレーダーとしての成長はなだらかにいくわけではなく、横ばいの後突然"Woo-Hoo!"という時が訪れレベルが上がる、ということを階段状に繰り返していく。横ばい期間は必要であり、これをいかに我慢できるかが大切。
・(上にも書いたけど)スタンスをころころと変えるのが一番よくない
・ポジションを持ってロスカットとプロフィットを設定したら、チャートから離れるのが一番よい(見ているとろくなことはない)
・最初にチャート上でトレードをプランしたら、プラン以外の動きになったときは無視してなにもしないこと

今年の2月に"ADVENTURES of a CURRENCY TRADER"という本を出版したということで全員におみやげとして1冊ずつくれた。内容はもちろん全部英語だけど。

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また、下のような丸いカードを名刺代わりに参加者全員に手渡ししていた。裏にはサイトとメールのアドレスが書いてある。

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当面裁量トレードは行う予定はないけど、FXのシステムトレード戦略に役立ちそうなアイデアもいくつか教えてもらった。

主催したサザインベストメントはGFT系だ。MJでGFTを使っていたが、DealBookというすばらしいトレードツールが使えるのはすごく魅力的だけど、スワップが毎日のロールオーバーのスプレッドとして含まれていくのでポジション管理が直感的にできなくて口座を解約した経緯がある。GFTは自動売買もできるようにするということだけどあのロールオーバー方式はなんとかならないのかなあ。

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