職場を離れて、もうドキュメントを書く機会もめっきりなくなってしまったけど、時々このような本を読んで感性は保っておきたいと思ったので手に取った。
自分なりのサマリー。
■「書く」ということの大切さ
どんなに能力があったり人柄がよくても、書いてアウトプットしなければ認められない、ということがドキュメント化することの根底にある。
■「ワンペーパー」を書くことの意義
例えば報告書や企画書を書く場合、サマリー的なワンペーパー、プレゼンテーション目的のパワーポイント文書、本格的な提出物などに分類できるが、ワンペーパーがもっとも大事で、他の文書はワンペーパーから派生したものでしかない。
■書く前の情報処理能力が大事
「書く」ということを苦手としている人が多いが、必要な事項を調査し、分析し、取捨選択し、整理し、創造すれば文書はできたも同然だ。これらの情報処理能力を磨くことが最も大切。それぞれに対して具体的な手法を提案している。
■文書の規模に関係なく有効な全体構成
基本は「背景」「具体的内容」「今後の展望」の3つからなり、詳細な文書になるとこれらをさらに詳細項目に分けていくだけである。
■情報処理した結果をワンペーパーに落とし込むテクニック
ワンペーパーを作るための文章テクニックは、誰でも身につけられる。文学的な表現能力などは不要で、必要な情報を完結にわかりやすく書くだけである。
言われてみるとなんだかみんな基本的に当たり前のことのような感じだけど、仕事の進め方、物事の進め方を訓練する上でも、簡潔でかつわかりやすいワンペーパーを書くということは基本訓練になりそうだ。
#ちょっと気になったのは「パワーポイント」を「パワポ」と略していること。最後までなじめなかった。
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