昔からとびきりあがり症の私なんですが、それでも人前でギターを弾いたり、最近ではピアノを弾いたりといった機会にはできるだけ参加するようにしてきました。よく「場数踏んで慣れれば緊張しなくなるから」と言いますが、多少は効果があってもそう簡単にはいきません。
2年前にメンタルクリニック(いわゆる心療内科)で見てもらったことがあり「社会不安障害」と診断されました(笑)
・はじめてのメンタルクリニック
http://ict-mitsuke.whitesnow.jp/brian/wp-content/uploads/2022/03/2007/02/post_ca0b.html
そんなこんなで今に至っているのですが、最近アルコールと緊張の関係について2つの体験をしました。
一つ目は一週間ほど前にトレーダー仲間で海岸に集まってバーベキューをしたあと、2次会でベース、サキソホンの二人と私のピアノを合わせて3人でトリオをやったときのこと。事前に一回集まってリハーサルを行っておいたので、このキーボードにも慣れていたつもりなのですが・・・
なんと、バーバキューでワインがあまりにもおいしかったので飲み過ぎてしまい、「ドッ、ドッはどこだっけ!」状態になってしまいました。おかげで演奏途中でどうしても先に進めなくなり他の二人に大迷惑かけちゃって(すいません)。
これは、過度のアルコールは緊張をほぐすどころか思考力、集中力をなくすので、例え余興であろうと慎まなければいけないということですね。
昔ギターをやっていた頃、レッスンの後みんなでスペインパブに行って、お酒飲みながら勢いでミニステージやらせてもらったり、あるいはコンサートの2次会で弾いたりといったことを平気でやってきたのでそういうノリでいたのですけど、当時かなり手になじんで体で覚えていたギターと、現在のおぼつかないピアノでは必要な平静度が違うと言うことがわかりました。
さて、もう一つの体験。先週末にmixiのピアノつながりの友人とプライベートピアノ会を企画して「ケーキとピアノの会」として開きました。このときその友人がちょうど婚約したばかりで婚約相手の女性の方も参加されていてお祝いムードになったのですね。別な参加者の方がお祝いにとおいしいスパークリングワインを持ってきてくれて・・・
そうなんです、またワインです。「今日はこの間のような醜態はさらさないぞ」と誓って、演奏するまではグラスに半分ほどで止めておこうと。でもこれがおいしいワインで・・・結局グラス1杯飲んじゃったかな。ほんのりと顔がほてっているのがわかる程度。
それで演奏を開始したところ、集中力が・・・ いや、これはワインのせいでなくて、やっぱり自分自身の実力と気持ちの問題だ。などと思いつつ4曲演奏しちゃったのですけど、何となく集中できないまま進んでしまいました。
とりあえず、今のピアノの実力では特に人前で弾くときは、緊張と集中力はとても大切で、アルコールで緊張をほぐそうなどと言うのはかなり時期尚早だということがわかった出来事でした。
コメント