【お台場の海岸沿いの公園を船を眺めながら歩く。家族連れやカップルが多い。船の科学館やテレコムセンターなど、展望室がある場所が多いので眺望も楽しめる。】所要:2.5時間
東京山手・下町散歩(昭文社刊)より
もう昨日になりますが、12月にしては暖かで散歩日和だったので午後から東京散歩に行きました。いつものように番号からコースを決定。8番も38番も68番もすでに走破済みだったので自動的に残りの一つ、98番のコースになります。良い天気にふさわしくお台場の海岸沿いを歩くコースでした。
以前レインボーブリッジを歩いて渡るというコースがあり、そのときのゴールがお台場海浜公園駅でした。今回はこの駅を起点にお台場の一番賑やかなエリアの周辺の海岸線を歩きます。当然、海にちなんだ景観をいろいろ楽しめる散歩となるはず。
このコースで特筆すべきなのは3つの区にまたがるということ。お台場海浜公園のエリアは港区、日航ホテルから船の科学館に至る潮風公園のエリアは品川区、そこから青海南埠頭公園を通って青海駅までは江東区です。それぞれ色合いが異なっており、港区はビーチや商業施設、フジテレビなどが集まる賑やかなエリア、品川区は施設は船の科学館だけであとは広々した公園という海を満喫できるエリア、江東区はビジネスビルや港湾施設などが中心のビジネス・工業地区といった感じです。
ゆりかもめ・お台場海浜公園駅をスタート
海岸に出るとやはりレインボーブリッジが目を引きます。まるで水面を向こう岸へ渡る龍のようなイメージ。手前の砂浜は時々ビーチバレーの公式試合が行われるところです。
砂浜にはきれいに整備された木道が続いていて、カップルやグループなど多くの人たちがくつろいでいます。
品川区に入ってしばらく歩くと木でできたアーチ橋を渡ります。この橋の下は海の水が通っていますが、実はそのもっと下には首都高湾岸線の東京港トンネルが通っています。左に見える白い建物は道路が海底に入る部分の施設になっています。
船の博物館の裏手にあたるところで桟橋に突き当たりました。入っていくと白い帆船が停泊して船上ではなにか作業中でした。これはどうも航海訓練用の帆船「日本丸」らしいです。帆を上げるときれいなんでしょうね。
実はこの桟橋、出口がないので戻っていくと入り口に「関係者以外立ち入り禁止」って書いてありました(ごめんなさい)。
その日本丸の桟橋から見えるのは陸に上がった大型船・・・ではなく、船の科学館でした。ここは以前見学したので今日はパスします。
ぐるっと入り江を回った向こう側の桟橋に「羊蹄丸」と書かれた船が停泊しています。これはかつての青函連絡船を保存・展示するために停泊しているようで、船内を見学できました。
船内には青函連絡船にまつわる海の様子、青森、函館の様子、船の模型などの展示があるほか、ブリッジや甲板を含む設備の見学ができます。
この写真は昭和30年代頃の青森の町の様子を再現したもの。等身大です。しゃべります。こういうのがたくさん通路に並んでいます。暗いです。人形たちが勝手に「お姉さんいいのがあるよ」とかしゃべります。・・・お化け屋敷より怖かった!
気を取り直して上の階に上っていくとブリッジ(操舵室)がありました。運転席に類するものはわくわくするんです。誰もいなかったので航海士になったつもりであれこれ操作してるつもりで触って遊んじゃいました(笑)。
デッキからみたかつての南極観測船「宗谷」。オレンジの船体がかっこいい、きっと南極の氷に映えたのでしょう。
後ろに写っているのが船の科学館ですがあちらがわは品川区、写真を撮っている羊蹄丸が停泊している桟橋は江東区。これからは江東区エリアを進むことになります。
さすが湾岸地区、巨大クレーンがならんでいます。クレーンフェチにはたまらない眺めでしょう。ちなみに手前にはクレーンのアームに対抗してるつもりなのか釣り竿が何本も海にせり出していました。
海岸線を離れて内陸方面へ曲がります。そこには「大江戸温泉物語」という温泉施設がありました。さきほどからお湯のにおいがしてたんですが、ここから流れていたのか。
ほどなくゆりかもめ・青海駅に到着。高架の左に見えるビルはヴィーナス・フォート、上に顔をのぞかせているのはパレットタウンの大観覧車です。
12月というのに歩いていて汗が出てきました。久しぶりの東京散歩でしたが、良い天気の中のシーサイドウォーク、気持ちよかった。11000歩。
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