大澤美穂ピアノリサイタル

銀座の王子ホールで行われた大澤美穂ピアノリサイタルを聴きに行ってきました。

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 「ショパン&シューマン生誕200年記念」と銘打たれたプログラムは前半がシューマンの「アベッグ変奏曲」「幻想小曲集」、後半がショパンのワルツ、ノクターン、ポロネーズ、マズルカ、バラード、スケルツォという構成。もう一つの特色は使用ピアノがベヒシュタインD280だということです。

 とっても楽しめました。大澤さんの構成力豊かな緻密かつダイナミックな演奏はもちろんなのですが、たぶんこの楽器の魅力も大いに貢献しているのではと思いました。非常に音色が多彩で、図太い中低音からきらきらした高音までとても表現力豊かでした。値段も千数百万ほどするようですが、一度弾いてみたいものです。

 王子ホールは初めて行きましたが非常にコンパクトでピアノリサイタルにはとてもいいホールと思いました。似たようなホールには紀尾井ホールや朝日離宮ホールなどがありますが、あまり響きすぎると食傷気味になってきます。その点このホールは適度な抑制のきいた響きでピアノの音を聞かせてくれました。

 今日で4回目になる肝心の大澤美穂さんの演奏ですが、すばらしい!
前回の演奏ではシューマンの良さを認識させてくださったのですが、今回はショパンを再認識させてくれました。

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■プログラム

○シューマン
 アベッグ変奏曲 作品1
 幻想小曲集 作品12

○ショパン
 ワルツ 第5番 作品42
 ワルツ 第6番 作品64-1「子犬」
 ノクターン 第8番 作品27-2
 ポロネーズ 第3番 作品40-1「軍隊」
 マズルカ 作品33-4
 バラード 第1番 作品23
 スケルツォ 第2番 作品31

アンコール
 ノクターン「遺作」(ショパン)
 トロイメライ(シューマン)
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ショパンの音楽を概観するような選曲です。

プログラムに掲載されていた曲目解説も大澤さん自身が書かれていて愛情が伝わってくるような秀逸な文章でした。

昨年から今年にかけて結婚と出産という契機を迎えられたのですが、音楽も一回り大きくなったように思います。これからも頑張ってください。

コメント

  1. HISA より:

    ブライアンさん、こんばんは[E:night]
    音楽検定には勿論合格されたとおもいますが、
    問題拝見し、まず私は駄目です。(泣)

    ショパン生誕200年の年も暮れようとしていますね。
    昨年旅したポーランドでは今年は生誕200年祭でポーランド国中大変な盛り上がりになるだろうと口々に言っていましたがどうだったのでしょうか・・・

    大澤美穂さんは存じ上げませんでしたが、ぜひ一度
    聴いてみたいです。

  2. ブライアン より:

    HISAさん、こんばんは。
    神戸と東京のダブル生活、楽しんでらっしゃいますね。

    そういえばポーランド、旅してらしたんですよね。きっと盛り上がっていることと思います。日本でさえ今年は何かとショパンの名前を目にしない日はないほどでしたから。

    大澤美穂さんはとはmixiでやりとりさせていただいて聴きに行くようになったんですけど、あたたかい演奏をされる方ですよ。今回は軍隊ポロネーズなどでダイナミックな一面もすばらしいと知ることができました。機会があればお聴きください。

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