ナップスター内をいろいろ聴いていて、マイ・フェイバリット・シングスの他にも昔から妙に心に残っている曲がたくさんあることに気づき始めた。フェリシダージもその1曲だ。
映画「黒いオルフェ」の冒頭で使われていた曲だ。映画はかなり以前テレビの名画劇場で1回見ただけなのでうろ覚えなのだが、サンバのリズムでカーニバルの情景のバックに流れていたような気がする。
この曲、大好きでギターでよく弾いていた。アンサンブルをやっていた頃は自分で編曲してみんなにたのんでレパートリーに入れてもらったこともあったっけ。
「フェリシダージ」というよりも「悲しみよさようなら」という日本語題名で覚えていたのだが、ボサノバ日本語計画というサイトの歌詞を見てみたらフェリシダージとは喜びとか幸せという意味があり、実際の歌詞は「喜びはすぐに終わるけど、悲しみは永遠に続く」というような意味のようだ。
ナップスターの検索では数十曲も出てきて、演奏を確認しながらマイ・リストを作成したら30曲にもなってしまった。アントニオ・カルロス・ジョビンの作曲のせいかたくさんのアーティストが演奏している。作曲者本人、アストラッド・ジルベルト、ジョアン・ジルベルト、ウォルター・ワンダレー、バーデン・パウエルなどそうそうたる演奏者の演奏がリストアップされた。(もっともあとは聴いたことのないアーティストだけど)
あらためていろいろな演奏を聴いてみると本当に心にしみ入る。特にメロディーの最後の半音ずつ下降していく部分は切なくなってくるようだ。
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