倉敷・尾道の旅【尾道散歩】

倉敷・尾道の旅、2日目は倉敷から山陽本線でちょうど1時間、広島県尾道市に行ってきました。

尾道は数々の映画の舞台となっています。私も大林宣彦監督の尾道三部作や新尾道三部作で身近に感じていました。古くは小津安二郎監督の「東京物語」の舞台となったところ。丸一日かけて歩いてみましょう。

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この地図片手に歩き回りました。
(地図上の番号は以下の写真の番号に対応し撮影した場所を示します)

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①倉敷駅を9時過ぎに出発。山陽本線を広島方面に向かいます。

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②尾道は海岸沿いの街です。海の向こうは四国は愛媛県までしまなみ海道が続いていて、この橋はその最初の橋、尾道大橋。

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③10時過ぎに尾道駅到着。

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④駅から東側がこれから散歩するエリアです。左側が古い寺社や民家が並ぶ坂道エリア。右側が商店街などが多い海岸エリア。

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⑤まずは坂道を辿って古い寺社を巡り歩きます。坂道エリアと海岸エリアは山陽本線の線路で分かれているのでとてもわかりやすい。

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⑥坂道なので水道が整備されるまで生活用水として使われていた井戸。坂道を上がってきたところの十字路にあたる踊り場にありました。

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⑦持光寺でにぎり佛作成体験。お寺の方に教わり粘土を握って自分だけの仏様を作ります。

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⑧できあがった仏様は3週間後くらいに自宅まで届けてくれるとのこと。

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⑨どこまでも坂道は続きます。

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⑩千光寺新道

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⑪志賀直哉旧居に立ち寄りました。これは実際に志賀直哉が執筆した部屋と机。この景色を見ながら暗夜行路の構想を練っていたそうな。

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⑫観光ポスターに使われたという美しい坂と眺め。

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⑬坂道のあちこちからしまなみ海道を望む風景が楽しめます。海の向こう側の島は向島。やはり尾道市です。

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⑭文学記念館に立ち寄りました。
受付のおじさんは郷土愛に満ちた方で、尾道の歴史を話聞かせてくださいました。
昭和30年代くらいまでは海運が隆盛で広島や福山など足下にも及ばない反映を見せていたとか。海運がすたれるのと同期して尾道もさびれてきたと寂しそうでした。

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⑮茶屋「昇福亭」で一休み。

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⑯いったん線路をくぐり抜けて海岸エリアに渡ります。

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⑰目的は尾道焼きを食べること。「手鞠」という店。観光客相手でなく地元のお店という感じの所です。商店街から少し路地を入ったところにひっそりとありました。

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⑱左が「特選手鞠焼き」、右が「尾道焼き」。尾道焼きと広島焼きの大きな違いは砂ずりが入っているところでしょうか。ボリューム満点でキャベツがやわらかくとてもおいしかったですよ。

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⑲また坂道エリアに戻り、ロープウェイで千光寺山の山頂に向かいます。片道切符なのは歩いて降りてくる予定のため。

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⑳ロープウェイはすでに多くの人で埋まっていました。

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(21)5分ほどの乗車なのですが、途中から急に傾斜が急になり、スケールの大きな眺望が開けてきます。晴れていて良かった。

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(22)頂上の展望台から造船所のある向島を移してみました。カメラをジオラマモードにしてみましたがどうでしょうか。

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(23)千光寺に掲示してあった言葉。「自分のことは棚に上げやたら他人の棚卸し」。いたい(笑)

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(24)鼓岩。朝ドラ「てっぱん」のタイトルで登場してました。ここであのお好み焼きダンスをやってましたね。この岩の真ん中辺は中空になっていてたたくとポンポンという音がします。通称ポンポン岩だそうです。

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(25)これも「てっぱん」でたびたび登場した三重の塔。天寧寺の三重の塔です

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(26)「梟の館」で休憩。とてもおしゃれなグラスでビールをいただきました。(店内撮影禁止なのが残念)

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(27)ラスト、商店街をまっすぐ尾道駅まで戻ります。かなり長い商店街に実にいろいろなお店が並んでいて、昔の栄華を偲ばせます。乳母車屋さんがあるのにはびっくりでした。

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(28)商店街の途中で海岸に出ると向島への渡船フェリー乗り場がありました。かなりひんぱんに発着していて、買い物のおばさん、高校生、郵便配達のバイクなどいろいろな人たちが利用してました。自転車も乗ったままフェリーに入り、またいだまま海を渡り、向島へ着いたらきっとそのまま走って上陸するんでしょうね。ちょっとおかしかった。

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(29)尾道商業会議所という建物の展示コーナーで「てっぱん」の品々が展示されていました。海に投げ込まれたトランペット、ケースについていたテントウムシ、べっちゃーの携帯ストラップなどドラマを見ていた人なら思わずにこってなると思います。

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(30)尾道駅に到着したのが夕方5時半頃。予定だと3時には倉敷に戻ることにしていたのですが、長居をしてしまいました。空は暗くなりおまけに雨雲が出て雨がポツリポツリと。

尾道の奥の深さを感じた散歩でした。16,000歩。

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