鬼太郎と出雲大社旅行

少し日にちが経ってしまったのですが、新春の2日~3日、1泊で山陰に旅行に行ってきました。母が亡くなって初めての正月。兄弟たちの中では20年前の正月に母の還暦祝いで行った箱根旅行が想い出に残っており、今回は私の還暦もあるので母を偲ぶ旅行ということで3家族8人で行ってきました。


プランはすべて妹のだんなが行ってくれ、現地でのレンタカーの運転まで含めてすべてお任せでした。(感謝!)
羽田から米子空港に降り立ち、先日亡くなった水木しげるを偲んで境港へ。その後松江観光の後玉造温泉で泊。翌日は一畑電鉄で出雲へ直行し、出雲そばと初詣。帰りは出雲空港から羽田へというコース

Img_6793
1月2日は日本海側も含め全国的に聖天。羽田を飛び立つとまもなく眼下に富士山を眺望できました。

Img_6795
米子鬼太郎空港着。米子空港は羽田と5往復のみというシンプルな便構成。ここは鳥取県ですが、中海、宍道湖を隔てた島根県側には出雲空港もあり、山陰としてはそちらが空路の中心となっているようです。

Img_6796
空港を出るとキャンペーンでカニ汁が振る舞われていてごちそうに。

Mapsakaiminato
最初に訪れたのは鳥取県境港市。鳥取県とはいえ、ほとんど島根県に食い込んでいるような位置関係で、地図の北側の境水道の向こう岸は島根半島です。
港として栄えてきましたが、最近はなんといっても水木しげるが育った町として、水木しげるロードなどを整備して観光に力を入れていますね。タイミング的に水木しげるが昨年なくなられたせいもあり賑わっていました。

Img_6802
町中いたるところに妖怪が・・・

Img_6813
一番の中心施設「水木しげる記念館」。生い立ちや作品世界などを紹介しています。

Img_6819
町の中にはねずみ男など、お馴染みのキャラクターが闊歩しています。

Img_6825
ランチは海鮮丼のお店で。夜はホテルでごちそうをいただく予定なのもあり、「レディースセット」(笑)。

Mapmatue
境港を後にして島根半島に渡り中海の北側を西に進むとほどなく松江市。ここは松江城と小泉八雲関連を訪れる予定。玉造温泉も松江市です。

Img_6833
松江城は昨年国宝に指定されたところとのこと。そういえば最近ブラタモリで訪れてましたね。

Img_6837
天守閣は江戸時代のもの。

Img_6847
天守閣の最上階からは松江市内と宍道湖が見渡せます。

Img_6855
さて、玉造グランドホテル長生閣に到着。ロビーの外には立派な中庭があり、そこを取り囲むように部屋が配置されています。ライトアップされてとても幻想的。

Img_6858
夕食時の地ビール「ビアへるん」。「へるん」とはラフカディオ・ハーンの「ハーン」のことらしいです。フルーティーなピルスナーでした。

Img_6859
特別料理として松葉ガニを1杯焼ガニにしてもらいました。美味!

Img_6863
食後はロビーで太鼓ショー。従業員の発案で始めた催しとのことで、仕事の合間にロビー係や接客係の職員有志が練習したたまものとのこと。ロービーでいただけるアイスクリームもおいしかったけど、これも従業員発案によるものとのこと。頑張ってるね。

Img_6876
翌日は、昨日時間切れで入館できなかった小泉八雲旧居へ。当時の建物がそのまま残っているというのはすごいです。

Img_6873
小泉八雲は松江には1年とちょっとしか暮らしていなかったとのこと。松江で過ごした冬が身にこたえたので熊本に引っ越したらしいです。この広い部屋で、当時暖房もままならなかったであろうことを考えると、相当冷え込んだんだろうと思います。
庭はよく手入れされて当時のまま残っています。係の方からていねいに説明していただきいろいろと知ることができました。

Img_6881
松江から出雲へ向かいます。ここでレンタカーから一畑電車に乗り換えて1時間ちょっとの電車旅。(レンタカーは運転手から先に出雲大社に向かってもらいました)

Mapizumo
出雲では大社のお参りはもちろん、出雲そばをいただきたいというのも目的。できれば出雲ぜんざいも(笑)(でもホテルの朝食でつきたてのお餅でぜんざいをいただいたので無理はせず)

Img_6890
時間的にお昼時を迎えるので参拝の前におそばをいただいてしまおうということで、入った
のがこのお店。「きずき」という裏通りにあるお店で、民家を改造した落ち着いたお店でした。

Img_6889
少量ずつ3枚に重ねられたそばを薬味でいただきます。とてものどごしがつるつるとしておいしい。新潟のへぎそばを彷彿とさせる。個人的には信州蕎麦のようにそば本来ののどごしを味わうものよりへぎそばやこの出雲そばのようにつるつるしたのどごしを味わう方が好きだな。

Img_6893
さて出雲大社。さすがに大勢の人たちがおとずれていました。かなりならんで参拝。

Img_6897
境内近くにある県立古代出雲歴史博物館。特別に無料参観の日ということで見学しました。例の空中神殿の跡と思われるという柱の実物が展示されています。

この後、出雲縁結び空港から羽田へ。天気にも恵まれ優秀なツアーコンダクターにも恵まれ(ありがとう)、充実した旅行となりました。

コメント

  1. BostonP より:

    こんにちは。
    こちらはようやく雪が止んで、普通の生活に徐々に戻れそうです。写真の青空が待ちどおしい。
    私もそれなりに国内旅行してきたつもりですが、松江・出雲には一度も行ったことがありません。今回の旅行写真で行ったつもり、楽しんだつもりになれます。
    小泉八雲で英語の副読本「怪談」を思い出しました。昔のことは、連想ゲームのように浮かびます。が、今、目の前のことが覚えられません・・・。今日のレッスンも思いやられます。先生がご夫婦でまさしく当地に旅行するとのことでレッスン日の前倒し。この寒波で中止にならなければいいのですが。

  2. ブライアン より:

    そちらもかなり記録的に雪が降ったんですね。ニュースで見ました。天候の急変は日常を狂わせますよね。こちら新潟も1日で1メートルほども積もりました。雪には慣れっこのこちらの人たちもあまりにも短時間でたくさん降ったことと、ここしばらく暖冬傾向でどか雪の記憶が薄れ去っていたことなどで、交通が麻痺したり大わらわでした。でもさすがに雪かきは皆さん慣れていて、消雪パイプと相まってあっというまに元通りの道路に戻ったのがすごいです。

    私も最近はメモ魔になりましたよ。なんのために今、自分が立ち上がったのかさえ覚えていないという状況では先が不安です。ピアノでせいぜい脳を活性化させましょう。