初めてのブラザープリンター

4年間使っていたキヤノンのインクジェット複合機。
キヤノン 複合プリンタ MX860
ついにお亡くなりになりました。電源を入れても「サービスコール」と表示され、修理が必要とのことです。

たしかこいつの前に使っていた同じキャノンの複合機も同じような状況になったような気がします。割と柔い印象です。キヤノン。

■どんなプリンタを選ぼうか

今まではFAXも内蔵した複合機だったのですが、FAXは実質ほとんど使わなくなったので今回はFAXは条件から外しました。

以下のような項目で選定開始です。
・A4カラーインクジェット
・スキャナを搭載した複合機
・CDダイレクトラベル印刷対応
・ADFによるスキャン対応
・無線LAN接続対応

これでキヤノンやらエプソンやらHPやらからお馴染みの機種がピックアップされてきたのですが、その中でブラザーのDCP-J940N-ECOというやつがあり、Amazon価格で約8千円という値段で入手できることがわかりました。

■Brother DCP-J940N

ブラザーのプリンタは仕事上、レーザープリンタをよく扱うのですが、華奢な筐体で耐久性はどうかな?と感じる一方、使い勝手は素直で好感が持てます。
インクジェットはまだ実際に使ったことはなかったのですが、安かったこともあり、このDCP-J940N-ECOを購入しました。
なお”ECO”とついているのは、ケーブルや冊子マニュアル、サンプル用紙などが附属していない分安くしている型番のようです。製品本体は通常版をまったく同じです。
こいつを購入した1ヶ月ほどあとに後継機種が発表されたので、そんな関係で安かったものと思われます。

■普通に使いやすい

約3ヶ月使ってきましたが、なんの不自由もなく使っています。

最も頻度の高いWebページの印刷は両面印刷や割り付け印刷なども含めてきれいに印刷できます。今までのキヤノンに比べても静かですしOKです。


上の写真はスキャナカバーの裏側にしまってあるCDラベル印刷の台座です。CD印刷は問題なくできるのですが、色調がくすんだ感じに思えます。これは比較したわけではないのでなんとも言えませんが、少し残念です。


残念といえばスキャンしたときに台座のガラスから少しでも浮いているとそこが黒ずんでしまうところがあります。よく楽譜集をコピーして練習用に使うのですが、楽譜の本というのはA4より少し大きなサイズなので、スキャンのガラス面に乗っからず縁に乗り上げざるをえないのですが、そうするとガラスと縁の段差の部分が黒ずんでしまいます。
MX860はCCDスキャナだったけどこいつはCISスキャナ。その違いからきていいるものと思います。もっとも現在の複合機はほとんどCISだと思いますが。

その他の機能としてはiOSやAndroidからの印刷に対応(実際にiPadとiPhoneから印刷しています)。上の写真にある「クラウド」。まだ使ってはいないのですが、SkyDriveなどのクラウドサービスと連携できるようです。


このプリンタで感心したのはインクの取り付け位置です。この写真のように手前の蓋を開ければ簡単に交換可能です。また、互換インクで大型のタンクのものがあり、それを使えばランニングコストが劇的に安くなるとのこと。

そういえば、このプリンタ、いわゆる手差し給紙の機構がありません。多くのインクジェットプリンタは背面給紙機構があり、厚手の用紙やはがきなどを印刷するようになっているのですが、こいつはカセットのみです。いろいろなサイズの用紙を使い回す人にはかなりわずらわしいかもしれません。

私的には、3ヶ月使用して紙のトラブルはまったくなく、楽譜印刷で使用する厚手のクラフト用紙もカセットから問題なく給紙できています。

写真印刷はしないのでわかりませんが、普通のプリンタとして使う分には素直で優等生というところでしょうか。

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