都響プロムナードコンサート7月公演

5月公演に引き続き、今回は7月公演。同じくサントリーホールです。
いつもは南北線六本木一丁目駅から歩いて行くのですが、今日は銀座線で溜池山王駅で降り、地下道でアークヒルズまで歩いて行きました。距離的には少しこちらの方があるかもしれませんが、四谷方面から向かうには乗り換えなどを考慮すると、確実に早く着きます。

Img_20160718_133152

今日のプログラム
———————————————–
指揮:ミゲル・ハース=ベドヤ
サクソフォン/須川展也
———————————————–
ヒナステラ:バレエ組曲《エスタンシア》 op.8a
ファジル・サイ :アルトサクソフォンと管弦楽のための《バラード》op.67(2016)(世界初演)
———————————————–
ピアソラ:タンガーゾ(ブエノスアイレス変奏曲)(1969)
ラヴェル:ラ・ヴァルス
———————————————–
<アンコール>
J.ウィリアムズ:オリンピック・ファンファーレとテーマ
———————————————–

Img_20160718_133424

指揮のハース=ベドヤはペルーの生まれ。主にアメリカで活躍しているそうです。今日のプログラムもラテン色が強い曲ばかり。
ヒナステラのエスタンシアは元はバレー曲というだけあって、リズムをはっきりと打ち出した、それも変拍子で盛り上げていく曲。ホールがいいのか都響のうまさなのか、きらきらした響きを堪能できました。
須川展也のサキソフォンでファジル・サイへの委嘱作品「バラード」。自身がピアニストでもあるファジル・サイは客席で聴かれていたようです。演奏後ステージに上がり大きな拍手を受けていました。(私はちょっとたいくつだったかな)
ピアソラの後はおなじみの「ラ・ヴァルス」。ピアノを含めると何回聴いただろうか。相変わらず不気味なところがあり、よくわからない曲に思えるが、ラヴェル自身が楽譜に記した次の情景を想像すると楽しく聴ける。

「渦巻く雲の中、ワルツを踊る男女の一群が光に照らされて垣間見える。雲が次第に開けていくと、そこは大きな広間で、沢山の人々が旋回しながら踊っている。舞台が少しずつ明るくなっていく。全強奏と共にシャンデリアが一斉に光り輝く。1855年ごろの帝国の宮廷である」

今回は定演では珍しくアンコールを演奏。リオオリンピックと次回の東京オリンピックにかけて、ロサンゼルスオリンピックのファンファーレとテーマ。一言「かっこいい!」

コメント