30回という歴史
去る12月4日(日)に見附市民ホール「アルカディア」で「第30回記念アルカディア音楽祭」が開かれました。30回という記念すべき開催、新型ウイルスによる中止と無観客開催を乗り越えての開催、5年ぶりの第九演奏会と、幾重にも思いがこもった今年の音楽祭でした。
私は前回に引き続き、ビデオ記録を担当し、当日の撮影、ビデオ編集、CDとDVDの制作を行いました。合唱団の方々とはホームページ作成やリモートレッスンなどのサポートを通じてお付き合いさせていただいており、私も皆様の思いを知るだけに気を引き締めて音楽祭を迎えました。
撮影と三脚
前回は初めての本格的ビデオ撮影ということで反省点がいろいろありました。以下がその時の記事。
3つの点を考慮しました。まず良いカメラを使うこと、次にビデオ用の専用三脚を使うこと、そして使い慣れた高性能なビデオ編集ソフトで仕上げることです。
カメラについては前回と同様指揮者の船橋先生からSONYのFDR-AX700という4K対応のビデオカメラをお借りすることができました。
三脚については今回購入しました。頑丈で揺れにくいこと、パンの動きをスムーズに行えることを満たし、コストパフォーマンスの良さそうなものを購入しました。
とても安定してカメラを設置でき、前回の不安定さとは雲泥の差です。ただ、左右の動き(パン)が硬くて動かし初めに力が必要なのが難点かな。
ビデオ編集ソフトについては前回から使用したFilmora(フィモーラ)が扱いやすく、高機能なので今回もこれを使いました。
反省点というか仕方ないところなのですが、1台のカメラで撮影しているので、ズームやパンなどの動きを本番一発勝負で行わなければならず、稚拙なところが残ってしまったこと。それとやはり1台撮影の制約上、指揮者を正面からとらえる映像などが入れることができなかったのが残念です。
音声はホールの天井マイクでとらえた音声ファイルをいただいて映像に同期させました。ダイナミックにとれているのですがもう少しステレオ感が感じられるといいなあと思いました。
DVDとCDの制作
ビデオ編集を終えた映像ファイルを今度はメディアに残す作業を行います。
DVDは「TMPEGEnc VideoAuthring」というソフトでクリップ分割、メニュー作成、DVD出力を行いました。1枚のDVDメディアに書き出す時間はおよそ10分。全部で60枚作製しましたので、書き出し時間だけで10時間を費やしました。
CDはPower2GoというCD作成ソフトで編集し音楽CDとして作成しました。こちらは20枚ほど。
そして各ディスクの盤面にレーベルを印刷します。ジャケットの表紙と裏面の曲目も専用の用紙に印刷して作成します。
結構手間がかかりますね。しょっちゅうやっている作業ではないので、不安なところは調査しながら手探りで進めていきます。
その甲斐あって、最終的には皆さんに喜んでいただけるものに仕上がったと自負しています。大切な30回記念の記録です。
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