映画『天気の子』

WOWOWで録画しておいた新海誠監督のアニメ映画『天気の子』を見ました。

家出して東京に出てきた少年と、願えば晴天にしてくれるという能力を持った少女を中心にストーリーは進みます。

一番心に残ったところ。天に昇った少女を少年が助け出すときに「狂った天気なんてそのままでいい。ひなさんがいてくれればそれでいいんだ」というような言葉を叫びます。
最近の世の中って、「異常気象は私たち自身が悪いんだ」、「ウイルスの拡大を防ぐためにマスクは必ずしよう」、というようなことに逆らうとみんなから後ろ指差されたりする雰囲気がとても息苦しいと感じます。どこか戦争に突き進んでいた頃の世の中の雰囲気(直接体験したわけじゃないけど)に通じるようなところがあり、とても違和感を感じていました。そんな気持ちを代弁してくれたように感じたのです。

そんなメッセージ性の話は横に置いておいたとしても「非日常」に誘ってくれるという面で楽しめました。「願えば必ず晴天にしてくれる」「天候を支配している世界」。そんな世界に迷い込んだような2時間でした。

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