ジェフ・ケラー著『できる人とできない人の小さな違い』を読みました。
タイトルに「小さな違い」とありますが、本当に小さな違いだと思います。それは・・・
「心の姿勢」がすべてを決める
ということです。
私たちは何かを達成する時はまず最初に心に描くことから始めます。決して偶然に与えられることでは成し遂げられません。何をするにしても、まずは心に描きます。これを著者は「心の姿勢」と呼んでいます。
ポジティブで明るい心の姿勢をとっている人の人生は、明るく楽しいものになりますし、ネガティブな心の姿勢をとっている人の人生は暗く苦しいものになります。
私も若い頃は「できるだろうか」「いやだなあ」と、すぐに思ってしまう生き方でした。特に運動が苦手だったのでそんな機会にはなおさらでした。
いくつか心に残ったところを引用します。
ある作家は「幸せとは、何らかの状況のことではなく、何らかの心の姿勢のことである」と言っている。これは力強い言葉だ。
第1章 成功は心の中で始まる
過去の経験がどれほどつらかったり、がっかりしたりするようなものであっても、それを否定することは、あなたの利益にはならない。たとえば、先生に叱られたという事実を変えることはできない。しかし、その事実に対する解釈を変えることならできる。
第3章 成功を心の中に描く
一つの扉が閉まった時には、必ずよりよい扉が開かれることを学んだ。
第5章 問題をチャンスに変える
四十年間にわたり「機械ものは苦手だ」「私は何の修理もできない」とネガティブな言葉を使い続けてきた結果、私は機械ものが苦手で何の修理もできないという強い信念を抱くに至った。
第6章 自分の言葉に注意する
あなたが天気についていくら不満を言っても、状況は変わらない。自分がコントロールできないこと、しかも人生にたいした影響を及ぼさないことに関して気分を害しても何の役にもたたない。
第8章 不満を言わない
エルバート・ハバードはこう言っている。「人間がおかしうる最大の過ちは、過ちを犯すのを恐れることだ」と。あなたに必要なのは、もっと多くの打席に立つこと、もっと多くのオーディションを受けること、もっと多くの見込み客を訪問することなのだ。
第11勝 すすんで失敗しよう
いかがでしょうか。どれもずしんと心に響きました。
「機械ものは苦手だ」と言い続けると、本当に機械が苦手になってしまうのです。わざわざ自分で自分の可能性を潰すことはないですよね。
「心の姿勢」がすべてを決める
このシンプルな事実を認識しつつ、前向きな、楽しい、幸せな心の姿勢を常に持ち続けていきたいと思います。
コメント