山田洋次の世界を堪能 映画『こんにちは、お母さん』

昨晩、Amazon Primeのレンタルで映画『こんにちは、お母さん』を楽しみました。

山田洋次の世界を堪能

「男はつらいよ」の大ファンです。お盆と正月には必ず映画館に観にいっていました。渥美清さんが亡くなってかれこれ30年くらいでしょうか。あの世界観はじんわりと心を温めてくれるんです。

山田洋次監督はその後も家族をテーマにした映画を作り続けていますが、この「こんにちは、母さん」もそんな世界観に浸れる、心温まるひと時を与えてくれました。

細かい演出でも「男はつらいよ」を彷彿とさせるところがあります。例えば、やけになったり、照れたりして躓いたり物を放り投げたりし、さらにその拍子に何かものが落ちたり。この予告編を見てみてください。そんな場面が確認できます。

世間的に考えてわがままだったり、変だったりする人物が登場しますが「人生にとって大切なこととは」という点において、とても学ぶことが多いです。リストラされる同期、かたくなな生き方のホームレス、家出する娘、みんな大切なことを背負っていることに気づかされました。

ちょっと苦手な大泉洋

主人公の大泉洋。ちょっと苦手です。なんとなく動物的なあの顔や声のせいでしょうか。それでも山田洋次監督だからと見始めたのですが、食わず嫌いを克服できそう・・・かな。

いつまでもすてきな吉永小百合

吉永小百合さんは昭和20年生まれというから、私より10歳年上。もうすぐ80歳ですよね。
信じられないくらい姿勢が良く、美しく、全体が輝いていると思いました。あんなおかあさんだったら自慢ですよね。

吉永さんがいてくれるだけで作品の品が上がる。そんな感じです。

いつまでも若くは見せなくてもよいので、今後も演技を続けていっていただきたいと思います。

コメント

  1. プルシアンブルー より:

    昨年9月中旬に旅先の劇場で、『こんにちは母さん』を堪能してきました

    自然に物語の中へ引き込まれ特に吉永小百合の母さんは素敵で、おしゃる通り作品の品格

    を上げて魅力的でした

    劇場で観ることをお勧めです

    • 山田 康雄 より:

      旅先の劇場でこの映画を観られたなんて!とっても素敵です。
      不覚ながら、昨日までこの映画のことは知りませんでした。
      私も劇場で見たかった。