昨日のキーボードに引き続き、今日はダイアモンドカーソルについてです。
ダイアモンドカーソルとはエディタなどでのカーソル移動のキーバインドです。(って今更説明するほどのことでもないですけど)
その昔、ワードスターというワープロが(もちろんDOS時代です)採用したキーバインドでCtrl+E,X,S,Dが↑↓←→に相当するわけです。
私がこれに慣らされてしまったのはBorlandのTurboPascalを使っていたからです。ホームポジションから指を離さずに、ダイアモンドカーソルでのカーソル移動はもとより、カットアンドペースト、検索、置換、コンパイル操作などありとあらゆる操作が出来ました。その後も一太郎、VZエディタ、秀丸などダイアモンドカーソルを標準で取り入れたエディタやワープロを愛用してきました。
ところが、その後Microsoftがダイアモンドカーソルを取り入れず、Ctrl+C,X,VなどをWindows標準のキーバインドとして広めてきて、Borlandでさえ、TurboPascalの後継のDelpiではダイアモンドカーソルを標準のキーバインドからはずしてしまいました。ほんとに悲しい出来事でした。そして、いわゆるDOS/Vの日本語キーボード(106キーボード)ではCtrlキーは左下に追いやられ、ほとんど使うことのないCapsLockなどがAキーの左の座をうばってしまったのです。現在ではダイアモンドカーソルを標準でサポートしているソフトは数えるほどではないでしょうか。
現在、私の使用している主なエディタがらみのソフトは以下の状況です。
・秀丸エディタ : もちろん標準のキーバインドでダイアモンドカーソルOKです。
・鶴亀メール : 秀丸エディタの兄弟ソフト(というかエディタ部分は秀丸を使っている)のでもちろんOK。
・一太郎 : 標準では違いますが、強力なキーカスタマイズで手になじんでいます。
・EXCEL : 唐突にEXCELですが、ダイアモンドカーソル式セル移動のマクロを書いてxlstartフォルダに置いています。快適です。
・ECLIPSE : 現在仕事で使っているJavaのIDEですが、これも標準ではだめですが、キーカスタマイズが強力になりましたので、ほとんど私好みにカスタマイズしています。
それと忘れてはいけないのが、Ctrlキーの位置です。その昔NECのPC9801のキーボードはAキーの左にCtrlキーがあってダイアモンドカーソルにうってつけでした。それがDOS/Vになって下の隅っこに移ってしまったので非常に悲しかったです。しかし、同胞は多かったようで、CtrlキーとCapsLockキーの入れ替えをするユーティリティがたくさんでています。幸いWindows2000になってから、キーバインドの変更がレジストリレベルでできるようになったので、ソフトを常駐させなくても一回レジストリを設定してしまえば後はOSレベルでキーバインドが変更されます。これはMicrosoftにお礼を言わなくてはなりません。
でも、私のHappy Hacking Keyboardは初めからAキーの横に特大のCtrlキーがあるのです。以前SunWSを使っていたときも同じキーレイアウトでした。繰り返しになりますがこのキーボードはいらない特殊キーは一切省かれていてホームポジションからの使い勝手を追求したスタイルとなっています。Gateway2000キーボードに替わる私のかけがえのない相棒となりそうです。
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