雲仙・ハウステンボス

 2泊3日で長崎旅行に行ってきました。近畿日本ツーリストのツアーです。
 羽田から全日空で福岡空港へ到着したのが10時半頃でしたが、駐車場に止まっていたバスに乗ると私たちが一番最後でした、早い人たちは2時間前から到着していたとのこと。
 バスガイドさんはみよちゃんというかわいい人です。
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かわいいだけでなく長崎の戦災の話などまじめな話なども含めて本当にいろんな話を聞かせてくれました。対応もしっかりしているし安心して長崎観光をできました。


 九州縦断道路を鳥栖インターから長崎方面へ向かい、佐賀県内を横断していきます。昨年有名になったsagaですが、吉野ヶ里遺跡や伊万里焼など見所もとても多いところだそうです。次回九州にきたときは佐賀も見てみたいと思います。
 長崎市内に入ったのは1時頃でした。田崎真珠というところで皿うどんと長崎チャンポンの昼食です。
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 チャンポンが冷めていたこともあってちょっとでしたが、太麺のちゃんぽんと細麺の皿うどんを両方味合うことができました。
 長崎観光の前半は浦上地区を中心とした原爆の顔を持つ長崎です。爆心地、当時の地層、平和祈念像、長崎の鐘、浦上天主堂、長崎大学医学部、防空壕後など、車窓からも含めてたくさん見ました。
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 ガイドさんは原爆後の治療に尽くした永井隆博士をとりあげて、いろいろな話をしてくれました。最後は「長崎の鐘」の歌でしめくくってくれました。
 次は異国情緒の長崎です。車窓から出島の跡などを見ながら大浦天主堂・グラバー園へいきます。
グラバー園から見る長崎の風景はとてもすばらしかったのですが、個人的には眼下に広がる三菱重工長崎造船所にそそられるものがありました。
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 巨大なクレーンが林立している中、できたての新日本海フェリーの白い姿が優雅に浮かんでいました。
 1日目の宿泊は島原半島の雲仙です。有明(ゆうめい)ホテルは由緒あるホテルのようでした。建物などはとても古かったのですが、おちついた館内で係員の対応も大変気持ちよく、ゆったりした一晩を過ごせました。ラウンジで4ヶ月ぶりのたばこを吸いながら飲んだコーヒーは忘れられません。機会があればまた宿泊したいです。
 翌朝は8時出発なので、6時に起きて、雲仙地獄巡りをしました。
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湯気がもうもうと立ち上がる中を散歩してきたのですが、後のガイドさんの説明によると、江戸時代キリシタン禁制の頃、本当に拷問が行われた地獄だったのだそうです。
 雲仙を後にして長崎を北上。佐世保のハウステンボスまで2時間ほどかかりました。ディズニーランドのようなジェットコースター型アトラクションはないですが、大人がじっくりと楽しめるものも多く、私たちのような中年夫婦にはぴったりです。中でも手回しオルガンを実際に演奏してみたり、ハンドベルできらきら星をグループで演奏体験したりはとても楽しいものでした。
 宿泊は園内のホテルアムステルダム。
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 ゆとりのあるツインの部屋は自宅マンションの3DKがすっぽり収まってしまうのではないかと思うくらいでした。窓からは中世のオランダの町並みを再現したハウステンボスが一望できます。夕方からあいにくの雨で、予定していた野外コンサートが中止となりましたが、ホテルのホールで4人グループによるアカペラのコンサートが催されました。ハウステンボスの夜は長く、各施設は10時頃まで営業され、ショーや花火など夜も盛りだくさんです。が、疲れていた私たちは10時には深い眠りに入ってしまいました。
 翌日は、部屋でゆっくりした後、前日いけなかった施設を半日で回り、午後には園内の桟橋から出向する水上高速船で長崎空港へ直行しました。約45分で海上に浮かんだ長崎空港の桟橋へ到着です。JAL(実はJAS)の羽田行きで5時には東京の土を踏んでいました。
 九州へ行ったのは生まれて初めてでした。今回は長崎、雲仙、ハウステンボスと巡りましたが、九州はいいところだなと感じました。雲仙の旅館の気持ちよい対応と落ち着いた館内。坂の多い長崎市内。しっかりしたバスガイドさん。滞在型リゾートを体現したハウステンボス。
 また機会があれば行きたいと思いますが、佐賀や大分、熊本、鹿児島、宮崎などもぜひ訪れてみたいと思います。

コメント

  1. 山田千秋 より:

    こんばんはお兄さん、お姉さんお元気ですか。ご無沙汰しております。時々HP拝見しておりましたが、コメントが書けるところがあったので、思い切って初めて書込みしてみました。GWは九州旅行だったのですね。いつもながら興味深く拝見しております。私はまだハウステンボスには行ったことがありませんが、九州はほんとうによいところですね。
    こちらのコーナーだけではなくどの部分も感心して拝見しています。六本木ヒルズツアーもパッション、少し前ですが白い巨塔、ERも同感同感と拝読しておりました。
    お兄さんの観察、洞察力にも舌をまく思いですが、さすがに兄弟だなぁと感じることも多々あります。陰ながら私たちも応援しておりますのでこれからもどんどん続けていってください。
    またお目にかかれる日を楽しみにしております。千秋

  2. 禿山の一夜 より:

     千秋さん、いつも読んでいていただいているようでどうもありがとうございます。日常感じたり体験したりしたことを記録しておこうという動機で始めたblogですので、種種雑多な内容になっていますが、興味のあるところがあったらまたコメントくださいね。
     そうそう、ここは大勢の人たちが見るところですのでプライベートな情報はあまり書かないようにしましょう。
     いい機会なので、ひとつ意見をお聞きしたいことがあるのですが、いいですか。文体についてです。最初、ですます調で書いていたのですが、特定の相手もいないのにですます調だとちょっと空虚な感覚があったので最近、である調に変更しました。である調だと自然に気持ちを表現することができるような気がします。記事の内容にもよるとは思いますが。
     読むほうとしてはどうでしょうか。である調だと一歩置いた感じになるかな?