10月21日、東京国立博物館の本館前広場でゴンチチのコンサートを聴いてきた。ゴンチチは去年のすみだトリフォニーホール以来約1年ぶりだ。
東博の本館前で行われたのだが、池の周りと玄関前に灯籠がともされていて幻想的な雰囲気を醸し出していた。
すでに10月下旬ということでかなり寒かったのだが、大きな木の枝が風にそよぐ音や虫の音をバックにゴンチチの演奏を聴くというとても希有な体験だった。
それにしてもゴンチチの演奏ってとても雰囲気がある。同じギターデュオと言っても、もちろんDEPAPEPEとはまるで違う。
特にゴンザレス三上さんのリードギターが特徴的だ。主にメロディーを弾いているのだが、大きな音と小さな音の表現がものすごく極端なのだ。そこにチチ松本さんの安心感のあるバッキングが支えていてゆったりとした雰囲気を醸し出している。
今日うれしかったのは、「マイ・フェイバリット・シングス」が聴けたこと。この曲、大好きなのだ。別にJR東海のCMで好きになったわけではないのだけれど、サウンド・オブ・ミュージックを初めて見た二十歳の頃から大好きなのだ。
私のPCに保存してあるムービーは多くないけど、「マイ・フェイバリット・シングス」の演奏ムービーは大切に保存してある。今度オンラインミュージックストアからこの曲だけいろいろとダウンロードしてマイ・アルバムを作ろうかな。
このコンサート、奈良で行われたコンサートを東博の方が見て、是非にということで実現したのだそうだ。東博で野外コンサートを行うと言うこと自体が始めてのことだそうだ。ゴンチチの雰囲気が100%出たコンサートだったと思う。
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