先日、クルマでお昼のNHK-FMの歌謡曲番組を聴いていたところ「亡くなった上田知華さんの~」とナレーションがあり、「上田知華?」と懐かしさが込み上げてきました。
長らく聞かなかったお名前ですが、20代の頃FM放送でふと耳にしカセットテープに録音し何回も聴いたアーチストです。ネットで調べたところ昨年の9月にすい臓がんで亡くなられていたことが最近分かったということのようです。64歳ということなので私の2歳年下だったようです。
あまりメジャーではなかったと思うのです知らない方が多いかもしれません。「上田知華+KARYOBIN(かりょうびん)」というユニットで活動していました。
もともと上田知華さんは東京音大でピアノを専攻されていた方。ご自身のピアノとボーカル、それに弦楽四重奏を加えたユニットで活動されました。
一番印象に残っているのがベートーベンのピアノソナタ「悲愴」の第3楽章をモチーフにした「BGM」。秀逸です。多くの人に聴いてもらいたい。私は「悲愴」は有名な第2楽章ではなく、この歌で第3楽章で初めて知りました。
Spotifyで改めて確認してみると、そのほかの曲も美しい弦楽四重奏とボーカルを活かしたきれいな曲が多いですね。また少し聴き始めようかな。
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