東野圭吾原作の映画「手紙」を見た。
http://www.tegami-movie.jp/
有楽町のサロンパス・ルーブル丸の内だ。へぇ、サロンパスがスポンサーの映画館なんだ。予告編の場内案内の上映では「映画で心をほぐして、帰ったらサロンパスでカラダをほぐそう」って言ってた。とてもおかしかった。
映画は、手紙を通して犯罪に関わる人たち(この映画ではとりわけ加害者家族) をクローズアップしている。犯罪者の兄弟というだけで言われなき差別をうける宿命の不条理とそこから立ち直る姿を描いているのだ。
映画の中で就職先の会社としてK’sデンキという実名の会社が出てきていて、差別による配置転換をやってしまうのだが、「実名の会社でこんな描写をして大丈夫なんだろうか」と見ていて心配になった。が、ちゃんとフォローがあって、しかもそれがこの映画のターニングポイントになっていたりして安心した。
沢尻エリカは工場の食堂従業員時代、東京での美容師修行時代、母親時代と3つの顔を演じていたが、まるっきり違った印象でびっくりした。こんなに変われるもんなんだなあ。食堂従業員のメガネ姿がいちばんかわいかった。
映画としてはK’sデンキ会長が言っていたことばがすべてを物語っているのだろう。ここはずっしりと心にくるものがあった。いろいろとつらい場面も多かったが、必ずサポートしてくれている白石由美子(沢尻エリカ)の存在が前編を通してよりどころとなっていた。白夜行と違ってすくわれるところのあるストーリーでよかった。
見終わってから道路を渡って銀座プランタン7Fの「ベトナム料理アリス」でフォーのランチを食べた。生春巻きと具たくさんのフォー、それにベトナムコーヒーで1500円とお得だった。フォーはさっぱりした鶏ガラスープでおいしかった。(ただ、おじさんがプランタンに入るのはかなり抵抗があったけど)
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