30.川辺散策『妙正寺川・神田川』

【妙正寺川を下り、下落合駅をまわって神田川を上るコース。落合という地名は、この2つの川が合流する(落ち合う)ところからきている。神田川沿いは春の桜が美しい。】
東京山手・下町散歩(昭文社刊)より

6月に歩いた「18.坂道めぐり『落合・下落合』」のちょうど西武新宿線の反対側をたどるようなコース。妙正寺川と神田川という2つの川辺とその合流地点をたどる。

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西武新宿線の新井薬師前駅から南側に歩き出すと、ほどなく写真のような垣根が続く道となる。「かきねのかきねのまがりかど~」という「たきび」の歌があるが、作者がこの近辺に住んでいてこのあたりを散策している内に歌ができたということだ。タイムスリップしたような風情のある一角だ。

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妙正寺川に出る。都会の中に流れる川なので写真のようにすっかり護岸で固められているが、川辺を細い道が通っていて散歩にはとてもよい雰囲気だ。

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30分ほど川辺を行くと西武新宿線の下落合駅だ。ここでホームを見ながら踏切を渡る。

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すると神田川に出る。駅を挟んで川が合流している感じだ。この2つの川が合流する地域ということで「落合」という名前がついたそうだ。神田川も護岸されている。神田川はこの先、飯田橋やお茶の水などを通り柳橋で隅田川に合流するので一級河川だ。

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ちょっと神田川を外れて広大な施設「落合水再生センター」に立ち寄る。いわゆる汚水処理場だ。浄化槽の上側が巨大な公園になっていて、あちこちに処理施設の説明がある。

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神田川をしばらく下って中野区に入る。JR中央線をくぐって東中野駅方面に行く。ごらんのような細い路地が入り組んでいるような地域だ。こんな路地もコースに組み込んであるところがこの「東京山手・下町散歩」の気に入っているところだ。派手さはないけど歩く人の立場に立ってコース設定してある。
http://ict-mitsuke.whitesnow.jp/brian/wp-content/uploads/2022/03/2007/04/post_8f6c.html

コメント

  1. 都橋 より:

    神田川に架かる140の橋が書かれたこんなサイト見つけました。素敵ですね。神田川大事にしたいものですね。http://kandagawa.kingtop.jp/kanda_012.html

  2. ブライアン より:

    都橋さん、コメントありがとうございます。

    この神田川のサイトは都橋さんが作られたんではないのですか。とてもよくできていますね。実際に丹念に歩いて写真をとり、見やすく整理されていてすばらしいですね。
    ご紹介ありがとうございます。