日本橋落語会

もう、10日ほど前になるのですが、中央区役所近くにある銀座ブロッサムで「第2回日本橋落語会」を聴いてきました。

第一回の去年も聴いています。
・林家木久蔵を聞く
http://ict-mitsuke.whitesnow.jp/brian/wp-content/uploads/2022/03/2007/03/post_e7da.html

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林家たい木 : 寿限無
林家ひろ木 : 読書の時間
林家たい平 : 紙屑屋
林家木久扇 : 昭和芸能史

 前座の林家たい木は寿限無だった。寿限無って断片的には聴いてるけど、噺としてきちんと聴いたのは初めて。そういうストーリーだったのね。そういえばNHK朝ドラの「ちりとてちん」でも、いつまでたっても寿限無ばっかりの小草若がひとつのポイントでしたね。

 次の林家ひろ木は創作噺。お父さんの「竜馬がゆく」の本を教材として学校に持って行った息子が本を開くとカバーの中にあった本は官能小説だったというお噺ですが、楽しめました。

 いよいよ真打ちの二人です。たい平はまず枕が傑作だった。あんなにお腹がよじれるほどおかしかったのは久しぶりだなあ。もちろん「紙屑屋」も花火の形態模写などいろんな芸を織り交ぜながら、ついには麻生太郎の物まねやまで入ってきて、この噺を立体的に特徴を極限まで引き出していたように思います。とにかくおかしくて涙が止まりませんでした。

 木久扇師匠はいつものよたれ風の話し方で、かえってこちらが「いつ噺が止まってしまうんだろう」とどきどきするような緊張感が・・・ でもさすが大御所で、飽きさせずに聴かせてくれました。去年も古典噺はやらなかったけど、一度正式な噺を聴いてみたいなあ。

 ちなみに木久扇師匠は日本橋久松町の生まれだそうで、そんな縁でこの日本橋落語会に出ているようです。(場所は銀座なので「京橋落語会」の方があってるのですが)

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