去年に引き続き今年もblast!が来ました。
(去年のレポートはこちらhttps://hageyama.com/2003/07/27/11982/)
オーチャードホールへ向かう東急本店通り(今は文化村通りっていうんだっけ?)の街灯にはblast!のフラッグがはためいていて期待が膨らんでいます。
今年の公演のプログラムは去年とタイトルとしてはまったく同じでした。何か新しいものが入るのかなと期待していたのですがちょっと残念でした。
けど、内容の味付けがちょっと変わりましたね。「メディア」はもっと戦争後の悲壮さが強調されていたように思うのですが、わりとあっさりとまとめ直されていました。また、「クラプキ巡査」での一輪車は去年のトロンボーンからホルンの女性に変わりました。
もうひとつ面白かったのは観客の反応です。もうみんな知り尽くしているという感じでした。たとえば「ボレロ」のクライマックス、いったん終わったかに思わせておいて実はもうひとクライマックスあるのですが、去年はたしか終わりに見せかけたところでみんな拍手を始めたのですが、今年は誰一人「次がまだあるぞ」というノリで、だれも拍手をせず再開をまっていました。本当の最後ですかさず大きな拍手。さすがです。
観客を楽しませようというエンターテインメント性は相変わらずものすごいものがありました。開演前に会場に入った瞬間からステージ上に置かれた1台のドラムと流れ続けるパーカッションの音。そこからすでに始まっていたのです。
インターミッションはご存じロビーでのパフォーマンスですし、終演後はそのまま客席に降りてきてロビーまで演奏しながら行進し、ロビーで観客と触れあい、そして見送る。大したものです。
去年感動した身を揺るがすような大太鼓の音も健在でしたし、今年も思いっきり楽しませてもらいました。来年はできれば新しい構成で来てくれないかな。
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