クリック証券 Webサービス終了

昨日クリック証券の会員ページに

「クリック証券Webサービス サービス終了のお知らせ」という内容がアナウンスされました。

知っている人は知っている(笑)のですが、株式やFXの注文を、ソフトを作成することによってWeb画面でいちいち操作しなくとも自動で発注することができるサービスです。これを使うことによって、売買の判断から発注、決済まで何も手を下さなくとも実行できる環境を作ることができます。(いわゆる自動売買環境)

Excelのマクロなどを使ってわりと簡易に使用することができたので、すごく便利に使っていたのですが、突然の終了通知に大変とまどっています。このような形で発注サービスを提供しているのは国内では唯一クリック証券だけだったので本当に残念。

■どうして終了となったのだろうか

終了アナウンスには「お客様のご利用状況等を踏まえ、2009年2月14日をもちましてサービスの提供を終了させていただくこととなりました。」と書かれています。これではよくわかりません。2ちゃんを見たり、トレーダーの知人と話したりした結果、以下のどれかだろうと想像されます。

・想定したより利用者が伸びず、サービスを運用するためのコスト(サーバ機器、開発・サポート要員)に見合う見込みが立たなかった。
・FXにおいて、Webサービスを使用した高速注文でいわゆる価格の偏りを利用したトレードが大量に行われ、クリック証券側の損失となる状況が多発しているため。

もし2番目の理由だとしたら、株式の方は残しておいてもらいたかったなあ。

■これからどうしたらいいか

FXについては自動売買環境を提供している業者がいくつかあるので、そういうところに乗り換えれば自動売買は継続できるでしょう。(新たな環境構築は必要ですが)

株式や225先物については証券会社が発注用APIを直接顧客に提供しているところは他にはないと思われます。したがって次のいずれかになるでしょう。

・株式であればマネックス証券のマネックストレーダー、225先物であればトレーダーズ証券のトレードスタジアムやひまわり証券のトレードシグナルなどを使用した自動売買ツールで再構築する
・上記よりもっと細かい処理や判断を行わせたい場合は専用のアプリケーションを作成して、証券会社のWeb発注画面の横取り制御を行う環境を作る
・225先物だけであればはっちゅうくんプラスのアドイン機能はまだあるようなので、そちらに作り込む

クリック証券は手数料の安さでも抜きんでているところなので、他の証券会社へ乗り換えるのもいろいろと考えていかないと。いずれにしても、唐突なアナウンスで迷惑な話です。

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