東京散歩:025.寺町散歩『雑司ヶ谷・護国寺』

【護国寺を中心とした雑司が谷周辺の寺町を歩く。護国寺は徳川綱吉の生母である桂昌院の祈願時として建立された。本堂や月光殿、仁王門が当時の建築物として残っている。】所要:2.5時間
東京山手・下町散歩(昭文社刊)より

3連休初日のこの日は午後3時から池袋のスタジオで仲間内のピアノ会の予定だったので、池袋終点のコースを歩くことにしました。雑司ヶ谷というエリアは都電の駅名としては知っていましたが立ち入るのは今回が初めて。護国寺も地下鉄の駅名としては知っていましたが訪れるのは初めて。

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地下鉄丸ノ内線の新大塚駅からスタートして、護国寺に寄り、雑司ヶ谷エリアに入ってからは旧宣教師館、雑司ヶ谷霊園と巡り南池袋から池袋駅を目指します。

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新大塚駅は地下鉄の駅、特に丸ノ内線の駅としてはマイナーな駅にぞくするのではないでしょうか。終点池袋の一つ手前の駅なのですが、その一つ手前の茗荷谷はおなじみですが新大塚と聞いて丸ノ内線の駅と気がつくのに時間がかかりました。出口を出ると春日通りに出ます。

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散歩コースの乗っている「東京山手・下町散歩」の各コースは散歩者のツボを押さえたコースを提供してくれています。今回のコースもいきなりこの写真の中央にある家と家の間のすき間のような路地を入って行きます。この先は階段があり、降りていくと1段下の道に出ます。

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この日は祭礼だったようで通りには露天や御輿が。

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コースはこんな細い路地と階段を進みます。

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その先には吹上稲荷神社。この神社の祭礼なのでしょうか、結構拝礼に訪れる人が後を絶ちませんでした。この神社、吹上という名前のように江戸城内吹上御殿内にあった神社ということです。

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神社を出て、また路地を進みます。

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ぐるりとまわるとそこは護国寺。広いです。

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護国寺は真言宗豊山(ぶざん)派のお寺です。すぐお隣は日大豊山高校があるのですが、この学校の名前もこのお寺からきているのでしょうか。

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護国寺近くの大きな交差点。向こう側が文京区音羽、こちら側が豊島区雑司が谷です。

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またまた細い路地階段。このへんはちょっとした起伏が多いですね。

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雑司ヶ谷宣教師館。豊島区が管理していて無料で内部を観覧できます。

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明治40年に宣教師マッケーレブが建てた家ということです。

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ピアノが・・・ この後のピアノ会を思い出し、ここで練習したい衝動に駆られましたが、ふたに鍵がかかっていました(笑)
WESTERNピアノといい大正時代に西川ピアノによって製造されたものだそうです。

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館内は基本的には撮影禁止となっていましたが、裏手の事務室に行き届けを出せば撮影OKでした。展示写真などに著作権がないものがあるので撮影禁止にしているようです。

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なかなかきれいに手入れしてあって周囲の庭の緑とともに周辺の静かな住宅街に溶け込んでいました。

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都立雑司ヶ谷霊園。

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霊園近くの小さな社にいた野良ちゃんとしばしコミュニケーションしました(笑)
あいにく食べるものを持っていなかったのが残念。

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東京音大ってこんなところにあったんですね。なかなかモダンな建物が道路を挟んで並んでいました。

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法名寺。この境内の前の道は池袋駅方面から音大への近道らしく、学生らしき人や買い物袋を持っている近所の方らしき人がたくさん通行中。

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都電荒川線の踏切を渡るとき、サンシャインビルが池袋近くという雰囲気を醸し出します。

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荒川線の雑司ヶ谷駅。

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そして南池袋公園などを経由して明治通りに面した池袋駅前に到着しました。

雑司ヶ谷あたりは昔の雰囲気を残した住宅街ですね。お寺や墓地も多くすぐ近くが池袋とは思えない静けさでした。9,880歩。

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