【杉並区に始まり中野区で神田川と合流する桃園川は、現在は整備されて桃園川緑道になっている。住宅地の間を抜けるレンガ敷きの歩きやすい道で、散歩にはうってつけ。】所要:1.5時間
東京山手・下町散歩(昭文社刊)より
10月の初日、日が照っていてもひんやりとした空気が肌に気持ちよい、散歩にうってつけの季節が始まりました。
中野、杉並方面には昔の川を緑道に整備してある歩道がたくさんあります。この本ではそんなたくさんの緑道を追跡するシリーズのコースがいくつかあり、これもその一つです。
五叉路の少し先に緑道の入り口があります。この写真は杉並区側を撮っているのですが、散歩コースは手前側の同じような入り口から進入。
桃園川にふたをして暗渠化したのは昭和41年とのこと。ご覧のように側面はレンガ、路面はタイルというしゃれた緑道で、両側にはずっと緑が続いています。
路面のタイルには所々に昔話などを題材とした陶板が配されています。最初は桃園川なので桃太郎なのかなと思いましたが、浦島太郎などほかの話も登場してきます。
川だったなごりとして、道と交差しているすべて地点に橋の跡が残されています。たぶん橋だった頃の欄干などをそのまま保存していると思われます。
堀越学園の後ろを通過。昔はアイドルと言えばたいていこの学校に在籍していましたが、今はあまり名前を聞かなくなったなあ、などと考えながらパチリ。
桃園川緑道は暗渠で、路面の下は現在は幹線下水道として使われているそうです。この掲示板には下水の水位が表示されていました。
桃園川は神田川に合流して終わりでした。ここがその合流地点。緑道の終点でもあります。
これは神田川。すぐ脇には南こうせつの神田川の歌碑がありました。
東中野方面へ向かう途中に氷川神社があったので立ち寄りました。ちょうど花嫁さんが写真撮影中。
短めのコースでしたが、とても整備された緑道と両脇の緑や花を楽しめた散歩でした。8,000歩。
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