読書『遅読家のための読書術』

kindleで読書。

本を読むのがすごく遅いという自覚がある私にとってすごく魅力的なタイトルの本だ。
ここで著者が対象としている本はストーリーを楽しむ小説などではなく、ビジネス書や自己啓発書などの本に絞っている。ストーリーを楽しむ本はゆっくりと味わって読んでもらいたいとのこと。また、目標は1日1冊読書、週に6冊年に300冊においている。いわゆる速読ではなく「フロー・リーディング」と名付けた方法を紹介している。

まず、なぜ本を読むのが遅いかについて次のように書いている。

読書の本当の価値は、書かれていることの「100%を写し取ることではなく、価値を感じられるような「1%に出会う」こと。

また

大切なのは、その本を読んだ結果として、知識や発見のひとかけらが頭の中に残ること。ほんの断片でもいいのです。なにか印象的なことが1つでも残ったなら、その読書は成功したと考えるべきです。「全部のこさず取り込んでやろう」と欲張らない。

つまり、ぜんぶ隅々まで理解して頭に入れてやろうと思っていると、なかなか前に進まず時間ばかりかかっていくので、大切な心に響く部分だけを自分の中に残せばいいという気持ちで、逆に言うとそれ以外のところはざっと流すだけにする。そうすると、念入りに読むところ、ざっと流すところというようにリズムが出てくる。そうやって1日程度で1冊読むと、時間をかけて何日かにわたって読むよりも全体が見え、なおかつ大切な部分も頭に残るようになるとのことだ。なるほど、と思う。

もう一つ筆者が大切だと言っていることがある。

引用をすることによって、その本のどこに心動かされたのか、どんな文章が気になったのかが可視化されます。

そして、その引用の手法としては

A4用紙を用意し、気になった部分をどんどん書き写していきます。「ここは忘れたくないな」とおもうところに出会ったら、冒頭に「ページ数」を記載し、本分をどんどんストックしていきます。なお、引用するときは、「段落まるごと」などではなく、なるべく短く、数行に収まるような分量がいいと思います。これをボクは「1ライン・サンプリング」と名付けています。

本を読み終えたら、ぜひその引用だけをじっくりと読み返してみてください。

とし、書き出した1ライン・サンプリングから短い書評(エッセンス)を書いてみるとアウトプット完了。それがたまってきたら見返してみて自分なりのベストな本を振り返るというようにする。

このほかにも、年300冊という本の入手や管理方法についても言及していて、「速読」などと肩肘張らずにたくさんの本に出会える毎日を実現するためのよいガイドだと思う。

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