「男はつらいよ」2つのアナザー・ストーリー

昨年の秋にずっと連ドラ録画で溜まっていた番組があった。
NHK総合で放送していた「少年寅次郎」(全5回)だ。
また、年が明けてからやはりNHKBSで「贋作 男はつらいよ」も放送していている。


今上映中の映画「男はつらいよ お帰り寅さん」の流れでドラマ化されたのだろうと思う。
撮りためていたのだが、この度見始めた。そしたら面白いのである!

■少年寅次郎

寅さんの人間形成がどのようにされたのかがよくわかるドラマだ。


小学生の頃の寅さん(似ている子役を見つけたものだ)


これは子供の頃のさくら

このドラマは面白い。あの寅さんの憎めない性格がどのように形成されたのかがすごくよくわかる。
そして、心にじんわりと優しさが伝わってきて、毎回涙が出る。
必見のドラマだ。

■贋作 男はつらいよ

こちらは「贋作」といっているように映画に似せて別な寅さん一家を描いたドラマ。


舞台は大阪。ドラマはとても面白いけど、男はつらいよの魅力の大きな要因にあの音楽、テーマ曲があることを認識させてくれた。山本直純作曲のあの曲だ。イントロの出だしの音を聞いただけで一瞬にして寅さんの世界に入っていく。それがこのドラマでも、いや贋作だからこそ音楽がキーになっているのかもしれない。

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