池上秀樹&塚越慎子 マリンバデュオコンサート

長岡リリックホールにマリンバのコンサートを聴きに行きました。

この世の中の状況で、ホールには8割くらいの観客が集まっていました。特に空席を設けず通常の客席使用。リリックホール、なかなかやりますね。奏者の塚越慎子さんもお喜びのようでした。

プログラムはファジル・サイがピアノソロ用に作ったモーツアルトのトルコ行進曲から始まります。まずは小手調べということろ。
久しぶりに聴いたマリンバの音色はやはり木の暖かい雰囲気でした。

インベンション、主よ人の望みの喜びよとバッハを演奏。
次が塚越慎子さんのソロでステンスガードのサルサ・メキシカーナという曲。これが楽しい曲で、なんと両足首に鈴と木の実の楽器を巻き付けてリズムを鳴らしながらの演奏だった。そういえばマリンバって打楽器なんだよな。
この曲ではマレット(ばち)を両手に3本ずつ持って演奏されていた。お話によると、3本持った時点でピアノでいう黒鍵と白鍵の弾き分けに大きな制約が出るので、この奏法はなかなか発展しないという。このステイホーム期間にご自身でいろいろ研究をされているという。
前半の終わりにはモダンな雰囲気の2曲。

休憩をはさんで後半はミニマルミュージックのスティーブ・ライヒのナゴヤ・マリンバから。マリンバってミニマル・ミュージックに相性がいいんだなと納得。
次に塚越さんがアメリカの大学で学んでいるときの先生のおひとり、コンセンティーノの2曲。ピアソラから教えを受けた方ということでブエノスアイレスの雰囲気漂う曲だった。
マリンバという楽器についてもいろいろ紹介があった。今日はお二人とも5オクターブ半の音域をもつ楽器をお持ちくださったということ。一般的なマリンバは5オクターブ。塚越さんのはヤマハに特注したとのことで、フレームの部分はピアノと同じ素材で作られていて、通常は100キロ程度の重さだが、これは170キロするという。
続く2曲はオーケストラ曲から道化師の朝の歌とバーバーのアダージョ。動と静の対比が楽しめた取り合わせ。それにしても難なく弾いているようだけどたぶん超絶技巧なんだろうな。
池上さんのソロ、ピアソラのバチンの少年をはさんで、ラストはリベルタンゴ。

アンコールにこたえて2曲。ピアソラのオブリヴィオンとハチャトゥリアンの剣の舞。今度は静と動。剣の舞はまるで遊んでいるようでとても楽しい。

奏者の塚越さんと池上さんが曲や楽器の説明をしてくださるが、とても楽しくて引き込まされた。塚越さんのチャーミングさ、池上さんの真摯さを感じながらの2時間でした。

リリックホールの入り口には消毒液が用意してあったけど、これが傑作❗
ペダルがなんとドラムセットのバスドラかシンバルかわからないけどペダルで作られていました。ヤマハのマーク入り。さすがリリックホール。

参考:塚越慎子さん

池垣秀樹さん<バチンの森>

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