Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代

Dark Horse

前の記事でNHKで放映中のドラマ「アストリッドとラファエル」が面白いと紹介しましたが、この本は内容的に似通っていると思います。アストリッドはパズルを解くことに非常に強い好奇心を持っています。それが彼女の持ち味となり、それを尊重してくれるラファエルとのコンビがうまく回っていくわけです。

この本にはそのような経緯で活躍している人たちの例がたくさん紹介されています。

町の実業家から「何か違う」と考え直し、紳士服のオーダーメイドスーツ作りでボストンで名を挙げたアラン。

ファーストフード店のウエイトレスをしていたが、星の世界に魅了され、アマチュアとして初めて新惑星を発見したジェニー。

小さなころから芸術に興味があったが周りから「無理だ」と反対され広告会社に勤務していたが、フラワーデザインという仕事に出逢い、新しいフラワーアレンジメントの世界を確立したイングリッド。

そのほかたくさんの人たちが世の中の標準化、定員化されたしくみではなく、自身の興味のあること、魅かれること、好きなことを追い求めて成功している。

そして、標準化された成功でなく、自分の好きなことを成し遂げた人たちは大きな「幸せ」「充足感」も手に入れている。

この本のタイトル「Dark Horse」は穴馬ということですが内容的にはちょっとニュアンスが違う。自分が世界に貢献できる得意なこと、好きなこと、魅かれることを追い求め、極めていくことで、世の中の人たちも幸せになっていくといううれしい事実がたくさんあり、かえってそちらの方が幸せが大きいと思わせられました。

私自身も「ICTで人々を幸せにする」という現在のビジョンで、自分も周囲の人たちも幸せになれるように生活していきたいと思います。

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