見附市文化ホールアルカディアで開催された東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴いてきました。
指揮は見附市ではおなじみの船橋洋介、ピアノは及川浩治。及川さんは私たち夫婦にとってはおなじみのピアニスト。カミさん曰く「こうちゃん2号」だそうです。(ちなみに1号は押尾コータロー、3号は北島康介!)
席はなんと一番前の列。ソロピアノやコンサートマスターを少し右側に見る席です。発売日にチケットを購入し、この席を選びました。
プログラム
- ウィリアム・テル序曲から スイス軍隊の行進(ロッシーニ)
- ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18(ラフマニノフ)
- スター・ウォーズ(ジョン・ウィリアムス)
- 慕情(サミー・フェイン)
- ニュー・シネマ・パラダイス(エンニオ・モリコーネ)
- ムーン・リバー(ヘンリー・マンシーニ)
- ウエスト・サイド・ストーリー(レナード・バーンスタイン)
- 《アンコール》オーバー・ザ・レインボウ
- 《アンコール》ひまわり
最前列!!!
オーケストラコンサートを聴くときはたいてい中央から後ろの方の席に座ることが多いです。なんとなく響きがいいかなというような理由です。(後ろの方の席は安いというのもありますが)
ところが今日は珍しく最前列に陣取りました。及川浩治さんを間近に見て見たかったからです。
これが大興奮を与えてくれました。ピアニストの及川さんのお姿を間近に見れて、鍵盤さばきや、表情などもリアルに感じることができたのですが、同じことがオーケストラについても感じることができたのです。
目の前には10名の第1バイオリンの奏者の方々が演奏されています。音がダイレクトに響いてくるのです。弦のなり具合、ミュートをつけたときの澄んだ音色、ウィリアムテルなどでの細かい旋律の一糸乱れぬ響き、これらの響きに身を置いて受け止めることが出来ました。
それと奏者お一人お一人の表情、ビブラートのかけ方、息吹、衣装まで、一体となって感じることが出来ました。まさに大興奮のひと時でした。
音に負けていない?
ラフマニノフのピアノ協奏曲を聴きながら、オーケストラのフォルテの音で一緒に弾いているピアノの音が聴こえてこない状況がかなりありました。弾いている及川さんは自分の音が聴こえるのかなあなどと心配になります。
かなりダイナミックなタッチで弾かれているのですが、自分の弾いている音が把握できないのはかなり弾きにくい状況だと思うので心配になりました。これは最前列という位置に関係するのかなあ。
ミュートを装着したバイオリンの素敵な音色
最後のウエストサイド・ストーリーの中の「マリア」で第1バイオリンが駒にミュートを取り付けてメロディーを弾きました。これの何と美しいこと。白い絹糸をすっと伸ばすような透明な音色で歌い上げていました。
今までにも体験しているとは思うのですが、こんなに美しいと思ったのは初めてでした。この音を聞けただけで、今日聴いたかいがありました。
音楽は時間を引き戻す
後半のスクリーンミュージックでは船橋先生がお話を挟みながら進行されました。
その中で「曲を聴くと(映画を観た)当時の気持ちや状況が目の前に広がるのではないでしょうか」とおっしゃっていました。
私の好きな言葉に「音楽は時間を引き戻す」というのがあります。同じことを言われているなぁと嬉しくなりました。
東京ユニバーサルオーケストラ
今回のコンサートは「オーケストラ・キャラバン~オーケストラと心に響くひとときを~」というシリーズです。この東京ユニバーサルオーケストラは設立の趣旨が「青少年への芸術文化の普及」とのことです。
初めて知ったオーケストラですが、さすがプロのオーケストラと思いました。楽屋口には観光バスが2台停まっていたので、東京から日帰りなのでしょうか。アルカディアでこんな本格的なオーケストラの演奏を楽しめるなんて感激しました。
今回のコンサートを開催してくださった関係の方々、どうもありがとうございました。
コメント
なんと私の席は最前列の26番遅かったので、そこか最後列がありました。
オーケストラの音の迫力は想像以上でビオラやチェロの演奏を間近に、まさにかぶりつき状態の音楽鑑賞。
「東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団」初めてなのでネット検索してみました
詳しいレポート有難うございました
えっ!そうだったんですね。最前列にいられたとは、得しましたね😁
堪能できましたよね。素敵なひと時を過ごしました。