The Having 富と幸運を引き寄せる力

いわゆる引き寄せの法則に分類される本かもしれませんが、生きていくうえでとても大切なことを学ぶことができました。

著者のイ・ソユンとホン・ジュヨンは韓国の人です。この本が最初に出版されたのはアメリカですがすでに数十か国で翻訳されているそうです。

Kindleで読みました

今回私が読んだのは紙の書籍ではなくAmazonのKindle版、電子書籍です。加入しているUnlimitedの対象なので、月額定額で自由に読める本の対象でした。

Kindleは専用のKindle端末(リーダー)、PC、スマホ、タブレットなど、様々な種類の端末で読めるのですが、所有しているKindle端末(電子ブックリーダー)で読みました。

とても軽く、片手で持ててページめくりしやすいので、快適な読書ができます。所有しているのは数年前に購入したもの、それも一番シンプルな製品なのですが、最近のものは画面も明るく応答速度も速くなっているそうなので、買い替えてもいいかなと思っています。

まずは支払えることに感謝すること

副題にあるように、いわゆるお金持ちになるための方法が書いてあります。

著者がまず言っているのは、お金を支払うときに「支払える富を既に持っていることに感謝する」ことから始めようということです。

快適に暮らせる家があり、毎日の食事をとることができ、身につける衣服も好きなものを選べる。そのためにお金を支払うときに「今、支払うお金を持っている。幸せだ。」と感謝します。

逆に「また支払わなきゃ。どんどんお金が無くなっていく。」というように思ってしまう場合と比べたら、自分自身に与える影響は天地ほど違いますよね。

これを著者はハビング(The Having)と呼んでいます。今持っているというようなニュアンスです。

浪費との違い

ハビングにはいろいろとやり方の解説があるのですが、今あるという気持ちになると何でもかんでも見境なくお金を支払ってしまわないかという心配があるかもしれません。

しかし、支払うことに感謝するようになると、本当に自分が心からうれしくなるような支払いなのかどうか無意識に判断できるようになり、浪費がなくなります。

感情

ハビングを行っていくと、支払うことに感謝し幸せに感じることができます。逆に支払うことに不安を覚えるようなものは単なる浪費ではないかと判別できるようになります。これらは自分の感情からくるものだそうです。

感情の力は大きく、私たちの行動の根源は感情の上に乗っかっているのかもしれません。

無意識の力

感情とも連動しますが、無意識の力は底知れません。何か言葉を発する時も「間違わないように」と言葉にすると間違ってしまい、「正しくできる」と言葉にすれば正しく行動できる。方向としてはそうではないでしょうか。

否定したり、心配したりしても現実は変わりません。感謝できること、嬉しいこと、楽しいこと、満足を得られることにフォーカスして言葉を発していれば、無意識がその方向に導いてくれます。

これが引き寄せの法則なのだと思います。

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