東海道53次ウォーク 第21回(その1)<(往路)~浜松宿~舞阪宿~新居宿>

2014年4月に日本橋を出発して9年目に入った東海道53次ウォーク。前回で浜松宿に到着し京都までの半分を少し超えたところまでたどり着きました。

東海道53次ウォーク
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今までずっと自分の足で歩いてきたのですが、ここで方針を変更し、後半は宿間は車でドライブして移動し、宿に到着したら散策することにしました。

見附から浜松市までの往路

4:00 4月16日日曜日、見附市の自宅をあいにくの雨模様の中、早朝出発しました

6:00 小千谷、十日町とまだ暗い中をR117で長野方面へ。飯山市に入り、一面に広がる菜の花畑の千曲川沿い。飯山から上信越道に上がります。

7:57 長野道に入ると雨も上がってきて空が明るくなってきました。そして行く手には大きな富士山が。

山梨から富士山の西側をJR身延線に沿って太平洋に向かう中部横断自動車道。その無料区間にある南部ICを降りると道の駅なんぶがあります。ここで休憩。とっても賑わっている道の駅でした。特にバイクが多いことにびっくり。

お土産売り場にゆるキャン△のコーナーがありちょっとテンションあがりました。そういえば身延線はゆるキャン△の舞台です。

浜松宿~舞阪宿

11:20 浜松駅近くの浜松宿中心地を経由し、浜名湖の下側に回り込むように県道316号を走っていくと見事な松並木が現れました。今まで歩いてきた中ではベストと思える松並木です。700mの間に300本の松が並んでいるそうです。

11:30 舞阪宿脇本陣に到着。今回は各宿を車で移動するので駐車場の確保がひとつのポイントになります。あらかじめ調べて車を止められる場所をナビにセットしながら進みました。この脇本陣は目の前に駐車場を備えていて助かりました。

宿場には本陣という施設があり、大名などは本陣に宿泊していました。本陣が止まれない場合はいくつか脇本陣という施設を備えていて、そちらに泊まっていたのですが、普段は普通の旅人も利用していたとのことです。

舞阪宿脇本陣は東海道で唯一現存する脇本陣としてとても貴重な建物で無料で見学できます。「茗荷屋」という屋号です。

殿様が滞在した部屋。

館内を担当の女性の方が丁寧に案内してくださいました。こちらの土間に通ずる木戸も開けてくださり、当時旅人がここで足を洗って入ってきた様子を説明していただきました。

舞阪宿~新居宿

江戸時代は舞阪宿と浜名湖を挟んで対岸にある新居(あらい)宿の間は渡しで通行していたそうです。

12:00 現代はもちろん浜名湖上に橋がかかっていて、県道(旧東海道)、国道1号、東名高速、JR東海道本線、東海道新幹線などの大動脈が走っています。私たちもここは県道(旧東海道)を辿って浜名湖を渡ります。

12:05 新居宿では新居関所が現存しており資料館として見学できます。駐車場も大きなスペースが確保されていて助かりました。

箱根もそうですが、関所の展示はこのような人形が定番ですね。この他にも女性を検査する女改之長屋を復元した建物や資料館、船着き場などを見ることが出来ました。

こちらは関所の斜め向かいにある当時の旅籠「紀伊国屋」。建物は明治の初めに火事で焼失した後建て替えたものだそうですが、江戸時代の状況をよく知ることが出来ます。関所との共通入館券で見学しました。

鰻のかば焼きが名物だったそう。

男性用の厠。

枕。

その後、こちらあと引せんべいのお店。

4種類の硬めの塊という感じのせんべい。小袋を買い求めて車中でいただきましたが、歯が悪い人にはきついくらいの歯ごたえ。でもおいしいですよ。


その2へ続く

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