喜ばれる人になりなさい

永松茂久著「喜ばれる人になりなさい」を読みました。Amazon Kindleで電子版です。

「喜ばれる人になりなさい」という言葉は子供のころから著者の母親が言っていた言葉です。子供の頃はあまり意味も分からず反発もしていたようですが、社会に出て、たこ焼き屋をやる、という夢のために歩み始める頃からじわじわと著者の心に染み込んできたようです。

著者の永松さんは人材育成や自己啓発の本をたくさん著し、講演も数多く行われている方です。ビッグヒットとなったのは「人は話し方が9割」という本で年間売り上げ日本一になったとのこと。いつか読んでみようと思います。

この本はそれらの本とは異なって、自身の伝記のようになっており、お母さんとのかかわりを中心に今までの歩みをたどった本となっています。

母親が著者に言っていたのは、何を行うにしても人に喜ばれることをする、ということを忘れてはいけない、そこから踏み外してはいけない、ということ。

私はいままで「人の役に立つことをする」ということにフォーカスしてきました。それと同じような感じですが、もっとダイレクトに気持ちに入ってきます。「役に立つ」から「喜ばれる」に言葉を変えてみようかな。

写真にあるようにこの本の帯には「編集者が5回泣いた。」とありますが、それは編集者のひいきでしょう。私はこの本では泣けませんでした。確かに母親との関係、母親の死、母親との約束を果たすなどのお話は胸を打ちますが「泣く」という言葉を安易に押し付けないでいただきたいと思います。

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