快晴に恵まれた10月1日。年に1度の見附ウォーキングまつりが開催された。道の駅パティオにいがたをメイン会場に、さまざまなコースが設定され、多くの市民が参加したようだ。
私は「チャレンジ24」というコースに申し込んだ。見附市を流れる刈谷田川沿いに信濃川と合流する地点までを24kmウォーキングするというコースだ。
東山丘陵のへりにあたる杉沢町の杉沢橋を起点に、見附市総合体育館までの山間地域。さらに見附市街の横を通り抜けてJR信越線、上越新幹線、国道8号線を横切って道の駅パティオまでの見附市街地域。最後が長岡市中之島に入って田園地帯をゆるゆると辿って三条市に入り信濃川と合流する地点までのちょうど24kmのコースだ。パティオにいがたで昼食を取る。
出発地点の杉沢橋に近い広場で開会式。49名の参加者にサポートしてくださる見附市まちづくり課と刈谷田川かまわちづくり実行委員会の20名ほどのスタッフの方々。
杉沢橋を渡った左岸にスタート地点がある。この刈谷田川の土手沿いを24km歩いて行く。
スタート地点。
土手沿いは歩道/サイクリングロードになっていて、足元には「信濃川合流点まで24km」と書かれている。ゴールまで2km置きにペイントされている。驚くことに長岡市、三条市に入ってもこの見附市のペイントが書かれていた。
青い空。一般道を横切る地点などでサポートしてくださるスタッフの方々は自転車で各地点に先回りしながらゴールまで一緒に行く。
30分もしないうちに隊列が前後にバラけてきた。先頭グループがかなり速いピッチで歩いているらしく、それに続く人たちと、のんびりおしゃべりをしながら歩く人たちで別れてきているようだ。私は49人中15番目くらいのところを結構早足のペースで歩いた。
手元には今回の24kmのコースを予め登録してあるガーミンサファイア5X。コースを間違うことはないが、残り距離や心拍数などを常に把握できた。
こんな刈谷田川だが、すごく蛇行して龍のように流れる。私が子供の頃は見附市街地の中をくねくねと流れていたことを覚えている。
町屋橋を渡って右岸に移る。
やっと見附市街にほど近い嶺崎橋が見えてきた。その向こうに見える三角屋根は休憩点の見附市総合体育館。
見附市総合体育館は、体育館、プール、武道館、相撲場などが集まった複合運動施設だ。
トイレと給水を済ませ、末尾の人がそろってからあらためて出発。
見えてきたのは小学校の時の通学路の草薙橋。当時は木の橋だったような記憶がある。新潟地震を契機に現在の橋に架け替えたんだっけ?
一般道を渡るときに交通整理をしてくれてます。ありがとう。
10km経過、残り14km。
JR信越線の下をくぐる。
右手には見附市のインフラ拠点、青木浄水場。
上越新幹線。
このあたりの集落では宅地内に墓地が併設してあるお宅が目につく。今は宅地内に埋葬することは禁じられているみたいだけど、お墓が宅地内にあると、お墓をきれいに保つことができるし、先祖を身近に感じることができるかもしれない。
国道8号線見附大橋。
刈谷田川大堰。
土手を歩いていると、いろいろな畑を鑑賞できる。とてもきれいに作っているなあと感心する。
さて昼食休憩所のパティオにいがた前にかかる中之島大橋をくぐるために右に分岐して土手を降りていく。
くぐった先は広場が広がっている。パティオにいがただ。
おにぎりと豚汁とお菓子を受け取るために長い列の末尾に並んだ。
JAなんかんの新米おにぎり、豚汁、ラスクセット。いただきました。自販機でドリップコーヒーも買って、ラスクをいただきながら足をゆっくり休めた。
さて、残り8kmのウォーキングに出発。
北陸自動車道。このあたりの区間にJR在来線、新幹線、国道、高速道と大動脈が通っていることが実感できた。
あと8km
向かい側の山がだんだん近づいてくる。左から国上山、弥彦山、多宝山、角田山。
刈谷田橋を過ぎると残りは2km弱。しかし、ここからが「なかなかたどり着かない!」状態だ。
やっとゴール地点。すでに10人以上の人たちがゴールして拍手で迎えてくれた。
謎の飛行物体、ドローンも出迎え。
49名全員が無事ゴールした。完歩証、ゼッケンシール、記念バッチ、抽選会で当たった衣類バッグ。
24kmは初めての経験だったうえに、かなりのハイピッチでのウォーキングだったにもかかわらずアクシデントもなく完歩できてよかった。
また、普段渡っているいろいろな橋を縦断的に歩いてつながりを体感することができて街歩きの楽しみも味わえた。
歩数計は32000歩。江戸時代の旅人たちはもっと長い距離をもっと早く歩いたらしいがたいしたものだとあらためて感じた。
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