映画『日本の青空』

築地本願寺のブディストホールで行われた映画『日本の青空』上映会に行ってきた。

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ここのところアベちゃんが「GHQから押しつけられた憲法なんかいつまでも大切にしていられない」なんて言い続けていたこともあり、その辺の憲法の成立過程も知りたかったのだ。

この映画のスタンスは、日本国憲法は決して単なるGHQからの押しつけで成立したものでなく、民間からのいろいろな草案、特に鈴木安蔵などが中心となった「憲法研究会」が作成したものがGHQ案のお手本になったものであり、日本人の誇りが作り上げたものだというものだ。

映画で描かれている内容が本当のものなのかどうか私の知識や経験では判断できないが、天皇制を大きく残した政府案のままだったら今の日本の繁栄はなかったのではないかと思う。

映画は、憲法成立という堅くなりがちな内容を若い二人が雑誌記事の取材を進めるという形で、つとめて分かりやすく描いていた。

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どうして築地本願寺で上映会が行われたかというと「浄土真宗本願寺は東京教区基幹運動推進委員会」というところが主催したものだからだ。本堂では戦争の写真展も併載されていて、平和活動にも熱心なようだ。

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上の写真のは本願寺境内の駐車スペースの脇にあったCAFE DE SHINRANというカフェだ。こんなところにこんなものがあったなんて初めて知った。あいにく込んでいて入れなかったけどナイスな名前だ。

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本堂ではこの日結婚式が行われていた。仏前結婚式はちょっとめずらしいけど、築地本願寺ならいい記念にもなりそうだ。音楽もちゃんとオルガンの生演奏が流れ、なかなかいい雰囲気だった。前回来たときは法要が行われていたが、本堂は基本的にオープンなので、これらの様子もじっくりと見ることができる。

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