東京国立博物館の大琳派展を見てきました。
江戸時代初期に主に京都を中心に活躍した本阿弥光悦、俵屋宗達に端を発し、尾形光琳、酒井抱一らが引き継いでいった一派です。
一番有名なのはなんと言っても「風神雷神図」ですね。
左から描かれた時代順になりますが、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一のそれぞれが描いた雷神の部分になります。実物を見るととても迫力があり、特にオリジナルに当たる宗達のものは圧倒される雰囲気を醸し出していました。ですが一番心惹かれたのは襖絵として描かれた鈴木其一のもの(一番右側)です。幅広い襖に配置された風神と雷神がもっとも立体的に生き生きとしているように感じたのです。
他にも着物の図柄帳のようなものや、巻物に宗達が植物の背景図を置き、そこに光悦が古今和歌集を共同作品などは見応えがありました。
それにしても平日の午前中にしてこの混雑は何なんでしょう。みんな熱心というか暇というか(笑)
東博を出た後、ぶらぶらと上野公園を広小路方面へ歩いていると、ストリートミュージックをやっていました。マリンバの連弾(っていうのか?)です。愛の賛歌、コーヒールンバなどお馴染みの曲の他に、二人のオリジナルというアフリカンな曲も演奏していました。
このお二人、NATSU & KAYOは桐朋学園打楽器科の出身のようで、アフリカやアメリカで学んだ経歴を持っている本格派。
上野公園の緑に囲まれた中での温かい一時を過ごしました。
コメント