池袋駅西口にある東京芸術劇場で開かれた「仲道郁代 ピアノ・フェスティヴァル」を聴いてきた。(63回目の誕生日記念のご招待!)
小雨の降る中、会場へ到着。
玄関を入ると巨大な吹き抜けの空間があり、長いエスカレーターで5階に登っていくと大ホールがある。本日の席はさらにホール内エレベーターに乗って、3階席だ。ステージがよく見える。
「ピアノ・フェスティヴァル」と銘打ったこのイベント、昼間は仲道郁代、小川典子によるマスタークラスが行われていて、夜の部が8名のピアニストによるコンサートとなる。
ピアノ——————
仲道郁代 芸術監督
上原彩子
太田糸音(しおん)
小川典子
金子三勇士(みゅーじ)
實川風(かおる)
中野翔太
萩原麻未
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第1部は《2台ピアノの祭典》
ラ・ヴァルスも豪華絢爛でよかったが、上原彩子+金子三勇士組によるドビュッシーの小組曲が心に染み入った。上原彩子の演奏は2回目。柔らかく芯のある音色は相変わらずだ。
休憩時間にピアノをさらに3台加え、5台のピアノがステージ上に配置された。ヤマハCFXが2台、スタインウェイD-274が2台、ベーゼンドルファー290が1台。
私はやはりオーケストラ育ちのせいか、ダイナミックなオーケストラ曲のアレンジものがグッとくる。ホルストの「木星」もよかったけど、アンコールの「マイスタージンガー」は最高だった。渾身の演奏だったと思う。
終演時には雨は落ち着いていた。
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