MUSIC BIRD

これは2003年頃に書いた私の旧ホームページの復刻記事です。

専用のパラボラアンテナを設置して衛星受信する音楽専門放送を利用していた頃の記事です。

この記事を復刻するにあたって検索して見たら、なんと現在でもMUSIC BIRD健在でした!

MUSIC BIRD for Community FM
コミュニティFMの開局や運営の改善を検討中の方へ。MUSIC BIRDではコミュニティFMの開局支援と運営改善支援サービスを提供しています。コミュニティFMを開局する目的の整理からビジネスモデルの設計、運営中のコミュニティFMの特長を生かし...

以下、20年前に書いた私の記事です。


音楽のある生活

 音楽のある生活にあこがれていろいろ遍歴を重ねました。
20年~30年前にはFM放送のエアチェック(なつかしい言葉です)に夢中でした。FM-fanを隔週で購入してきて、録音する曲を赤ペンでマークしていくのです。学生時代はオープンリールテープデッキ(型番は忘れましたが赤井電機のダブルレバー方式の普及機でした)にずいぶん録音しましたけど、すぐにカセットテープに取って代わりました。

 もちろん、レコードやCDもずいぶん買いましたが、聴きたい曲を聴くというのでなく、流れている曲にハッとするというのも好きです。思いがけない曲を発見したり、突然懐かしい曲に再開したり、そんな瞬間が好きなのです。

 ここ何年か「音楽放送」を放浪しました。

  • 有線放送「キャンシステム」
     とってもよかったですね。120chあって、いわゆる音楽の垂れ流しなのですが、ある曜日のある決まった時間帯に特集の編成を放送します。私はこれでジャズの澤野商会を知りました。またアルパの上松美香のファンになりました。キャンシステムのすごいところは毎月の番組情報誌にかなりリキが入っているところです。いわゆる垂れ流しの曲の紹介などはまったくしないのですが、各chごとの特別編成番組の紹介が曲毎の放送時刻と曲目演奏者と併せて、カラー写真をふんだんに使ってこだわりの紹介となっているのです。これはよかったですね。
     キャンシステムは本当は有線なんですが、申し込み時、私のマンションに引き込むのは手違いで遅くなるということでした。それで、パラボラをベランダに取り付けてもらって、衛星から直接受信していました。かなり大きなアンテナでしたね。
  • スカイパーフェクTV「スターデジオ」
     新潟から東京に越してきたのを契機にスカパーに入りました。新潟のCATVでよく見ていた「旅チャンネル」や「食チャンネル」を引き続き見たかったのと、キャンシステムの代替として100chの音楽放送「スターデジオ」に求めたのです。
     スターデジオは期待はずれでした。番組編成は2時間~4時間のプログラムを24時間繰り返すというものでした。あまり力の入れ方が感じられませんでした。演奏中の曲名はテレビの画面に映るのですが。やはりプログラムに熱意が感じられなかったので解約しました。
  • ミュージックバード
     いよいよミュージックバードです。
     ミュージックバードの最大の特徴はBモードPCMで音が最高にいいということでしょう。音楽CDより高音域特性が良いということです。が、ほとんどがCDを放送しているのだからCDよりはよくならないですけどね。時々PCM録音された音源を放送することがありますが、こちらはBモードフル活用の放送ということになります。
     プログラムはチャンネル(全17チャンネル)によって違いますが、クラシックやジャズはノンリピートの企画ものです。FM放送のように毎日独自のプログラムが放送されます。イージーリスニングやソフトジャズなどのチャンネルはノンシームレスといっていますがいわゆる垂れ流しチャンネルです。
     全チャンネル契約で月々2000円です。高いでしょうか。国内版CD1枚より安いですよね。お気に入りCDを1枚買うか、17チャンネルの24時間音楽環境を手に入れるかといったら私は24時間音楽環境を選びました。(どちらもいらないという人は別ですけど)

お気に入りのチャンネル、番組

 さて、そんなミュージックバードのチャンネルの中でお気に入りは「バンドワゴン」、吹奏楽専門の2時間番組です。NHK-FMにも吹奏楽の番組がありますが、こちらは毎週2時間たっぷりとリキが入っています。世界吹奏楽博覧会、英国式ブラスバンドワールド、アマチュアバンドセレクション、世界の管楽器奏者たちと盛りだくさんです。パーソナリティの西田裕さんの元気のいい話も吹奏楽にぴったりです。アマチュアバンドはプライベートCDが多く登場し、日本全国のバンドを紹介しています。個人的にはテーマミュージックがロイヤルマリーンズの「デキシーミーツザブラス」なのがご機嫌です。欲を言えば『もっとマーチを!!!』といいたいです。
 
 「青春のポップス」という番組があります。1960年代~1980年代くらいの歌謡曲・ポップスなどを延々と放送しています。TVでさだまさしが「音楽は時間を引き戻してくれる」と言っていたけどそのとおりですね。この番組を聴いていると10代、20代の頃の記憶がよみがえってきます。

 あとよく聞くのはイージーリスニングチャンネルとソフトジャズチャンネルです。安心して聴けます。ミュージックバードのウリは、クラシック7とジャズ8で、本格的な音楽チャンネルですが、私のライフスタイルにあっているのは最初の二つのチャンネルです。もちろん後者2チャンネルは聴きごたえのある番組がめじろおしです。クラシック7などはレコード芸術の新譜紹介と連動して毎晩新譜を流していますし、ジャズ8のアーティストによる特集もなかなかすごいです。が、今の音楽の聴き方はBGM風になってしまっているのです。

見えるチューナー

 ミュージックバードのチューナーは「見えるチューナー」がウリです。確かに便利ですね。クラシックでもジャズでもJ-POPでも「あ、この曲なんていう曲だろう」と思ったときはチューナーを見ると曲名、演奏者名、CD番号がテロップとして表示されています。(ついでに次の曲も表示されます)
 とっても便利なんですけど、欲を言えば
 ・CD番号は表示しなくていい
 ・曲が変わったときのフラッシュは少しうるさい。(聴いていれば替わったのはわかる)
 ・曲名だけでなく番組名や番組内容の説明も見れるとよい。(例えば「ダニエルバレンボイムの特集番組である」などの説明)
 それと、チューナーと一緒に売っている小型のパラボラアンテナ(四角いやつ)は感度が悪いのでやめたほうがよいでしょう。雨が降るととたんに受信不能に陥ります。私はスカパー用のCSアンテナを使用していますが安定した受信をしています。

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