映画『土を喰らう十二カ月』

Tジョイ長岡でちょっと渋めの映画を観てきました。

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沢田研二扮する主人公ツトムは信州の山村に暮らす作家。自分で育てた野菜などを素材を生かして日々の食事をとっています。

そこに松たか子扮する担当編集者の真知子が時折東京から訪ねてきます。一泊するところをみると恋人なのでしょうか。真知子が料理をおいしそうに食べるのをツトムは満足そうに見ています。

庭の畑から食材を調達してきて下ごしらえし食卓に並べます。ツトムは子供の頃禅寺で過ごし、精進料理を仕込まれていたとのこと。

映像の雰囲気は山村の一軒家を味あわせてくれます。音楽は最初と最後に出てくるのみで作品の大半は鳥の鳴き声、風の音、火の音、調理の音、食す音などで満ち溢れています。そうそう沢田研二が鉄腕アトムを口ずさむシーンもありました。

そういう映像と音の世界にタイトルにあるように一年間の季節を添えていきます。季節ごとに立春、啓蟄、処暑というふうに二十四節気が一言添えられて画面に表れます。

ツトムと真知子を中心に、13年前に亡くなった妻、その母、その弟夫婦、それに犬のさんしょが登場し、ストーリーは進みますが、あくまで中心は季節の移り変わりと収穫物と精進料理。大人の映画ですね。

ちょうどスクリーンを離れたのはお昼時。リバーサイド千秋のレストラン街に行き、一汁五穀というお店に入り、シンプルにご飯を味わう献立をオーダー。意識してなかったけど、映画の影響を受けていますね。

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